概要・由来
本神社の創立年代不詳なり。加賀一向一揆の武将州崎慶覚が松根村に住せる際、当社の社地を横領すと云う。
この八幡神社の創建年代ははっきりとは分かっていません。
室町時代末期から戦国時代にかけて、加賀国(現在の石川県南部)で大きな勢力を持っていた一向一揆(浄土真宗の信徒による武装蜂起)の武将、州崎慶覚(すざき よしかく)が松根村(現在の金沢市松根町付近)に住んでいた頃、この神社の社地(神社の領地)を横領したと言われています。
鎮座地
金沢市土子原町リ61
電話
076-252-3031 (野間神社)
拝観料金
無料
御祭神
神功皇后
応神天皇
仲哀天皇
行事
ー
見どころ
社殿は歴史を感じる佇まいですが、鳥居と狛犬は比較的新しいように見えます。
平成9年に再建50周年を迎えたとのことなので、その際に新しく設置されたのかもしれません。
神徳(御利益)
一般的に八幡神社では、応神天皇(誉田別命)を主祭神とし、比売大神(ひめおおかみ)、神功皇后を合わせて八幡三神として祀ることが多いです。ご質問の神社では仲哀天皇も祀られているとのことですので、それぞれの神様の神徳を以下にまとめます。
応神天皇(おうじんてんのう)/誉田別命(ほんだわけのみこと):
武運長久(ぶうんちょうきゅう):
武の神、武勇の神として、戦の勝利や武道の発展、武士の守護にご利益があるとされます。特に源氏が氏神として崇敬したことから、武家からの信仰が篤いです。
出世開運(しゅっせかいうん):
天皇としての地位から、立身出世や開運招福にご利益があるとされます。
殖産興業(しょくさんこうぎょう):
農業や工業などの産業を発展させる力を持つとされ、商売繁盛や事業成功にご利益があるとされます。
厄除け(やくよけ):
災厄から人々を守る力があるとされます。
神功皇后(じんぐうこうごう):
安産(あんざん):
応神天皇を懐妊したまま戦を指揮し勝利したという伝説から、安産や子育ての神として信仰されています。
開運招福(かいうんしょうふく):
強運の持ち主として、開運や幸運を招く力があるとされます。
武運長久(ぶうんちょうきゅう):
夫である仲哀天皇の遺志を継ぎ、自ら軍を率いて戦ったことから、武運の神としても信仰されています。
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう):
武運長久(ぶうんちょうきゅう):
熊襲征討の途中で崩御されたことから、武運の神として信仰されています。
家内安全(かないあんぜん):
家族の安全や平穏を守る力があるとされます。
まとめると
この神社では、応神天皇を中心に、その父母である神功皇后と仲哀天皇が祀られていることから、特に武運長久、家内安全、安産のご利益が強いと考えられます。
また、開運招福、殖産興業といった幅広いご利益も期待できるでしょう。
駐車場・アクセス
・駐車場はありません
・今泉バス停から徒歩5分
・朝日牧バス停から徒歩9分
授与品・御朱印
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