概要・由来
八幡神社は、金沢市十一屋町にある神社です。
八幡神社は、加賀守富樫氏の崇敬を受けて、天正12年(1585年)に創立されたと伝えられています。
最初は能美郡安宅浦という場所にあった神社でしたが、後に現在の場所に移動しました。
八幡神社は、応神天皇を主祭神としています。
鎮座地
八幡神社の鎮座地は、金沢市十一屋町3-32
大きなケヤキの木が3本あります。その内の2本は金沢市の保存樹に指定されています。
電話
076-241-5980
電話連絡は、闕野神社にて。
拝観料金
無料
祭神
八幡神社の主御祭神は、応神天皇です。
応神天皇は、日本最古の武家天皇であり、平安時代から鎌倉時代にかけて政治や文化を発展させた人物です。
行事
春季祭、秋季祭など
見どころ
八幡神社の境内には、ケヤキの大木が5本立っています。そのうちの2本は、金沢市指定保存樹です。
境内に入るとすぐに見えるケヤキは、高さが30メートル、幹の太さが5.1メートル、枝の広がりが20メートルもあります(現地の案内板)。
社殿の右側にあるケヤキも、高さや枝の広がりは同じで、幹の太さは4メートルです(現地の案内板)。
残りの3本も、幹の太さは4メートルくらいの大木。
八幡神社は、寺町台地という高台にあるので、犀川方面の景色がすごくいいです。
この大木たちは、長い間、この場所の歴史を見守ってきました。
八幡神社では、隣に十一屋小学校があり、神社の奥のほうに入っていくと法島に降っていく90段の階段があり、通学路にもなっています。
階段の下には「法島不動尊」があります。
法島不動尊の祠には、明治44年に百間堀埋め立ての際に、掘り起こされたという不動尊が祀られています。
崖一面から湧き出るこの水は「眼病に効く」という言い伝えがあるそうです。
神徳(御利益)
八幡神社では、「学業成就」 「商売繁盛」 「家内安全」 「子孫繁栄」などが、願い事としておすすめされています。
応神天皇のご神徳
出世開運:天皇の即位や渡来人の受け入れなど、国家の繁栄に貢献されたことから、自身の目標や夢を実現する力を授かると言われています。
勝利祈願:三韓征伐や蝦夷・海人の平定など、戦争や紛争に勝利されたことから、敵に打ち勝つ力や競争力を授かると言われています。
武運長久:軍神としての側面が強く、武士や武道家にとっては、武運を高める力や武芸の上達を授かると言われています。
国家鎮護:天皇の子孫や臣下とともに、国家の安寧や繁栄を守られたことから、国や社会の平和や安定を授かると言われています。
殖産興業:渡来人による技術や文化の導入など、国家の文明化に貢献されたことから、事業や商売の発展や成功を授かると言われています。
家運隆昌:多くの后妃や皇子女を得られたことから、家族の幸せや子孫の繁栄を授かると言われています。
駐車場・アクセス
八幡神社の駐車場はありません。
アクセス方法は、十一屋バス停から徒歩2分です。
授与品・御朱印
なし
ウェブサイト
石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0036/
早朝の十一屋八幡神社の拝殿。
ちょうど背面から陽が登ってくるので神々しい雰囲気になります。
手水車の龍。
日本では昔から龍神が水を司る神さまとして崇められてきたそうです。
水は普段出ていませんが、春季祭、秋季祭などでは水が出ています。
境内の奥の高台から望む法島町。
犀川も一望できます。
ここから降る階段から直接、法島不動尊の湧水に行くことができます。