白山神社(はくさんじんじゃ:沖町)

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概要・由来

当社は治承2年(1178)にこの地を支配していた豪族 桂田右近が勧請し、創建されたと伝えられています。(河北郡誌)
金沢を流れる浅野川の下流域、東岸に位置する小さな集落のお社ではありますが、敬神の念篤く、年3回の祭礼には氏子の皆様が丹精こめて作られた農作物やお供え物がご神前に堆く奉納されます。直会は拝殿にて車座で和気あいあいと行われます。
令和2年には拝殿屋根をはじめ老朽化による損傷著しかった箇所を氏子各位の御寄進によって麗しく修築されました。
社地の裏手にあたる浅野川の堤防から白山を遥かに拝み奉り、ご鎮座850年にむけて氏子の皆様と心ひとつに祭礼を厳修してまいります。

沖町にあるこの神社は、今からおよそ840年以上前の治承2年(1178年)に創建されたと伝えられています。
当時この地域を支配していた豪族、桂田右近(かつらだうこん)という人物が、神様を迎え入れるために神社を建てたのが始まりとされています。(このことは、昔の地誌である「河北郡誌」に記されています。)

場所は、金沢市内を流れる浅野川の下流、東岸の小さな集落にあります。
決して大きな神社ではありませんが、地元の人々(氏子といいます)の信仰心はとても篤く、年に3回行われるお祭りでは、氏子の皆さんが心を込めて作った農作物や様々な供え物が、神様にお供えされます。
お祭りの後には、拝殿で、車座になって和やかに直会(なおらい)という宴会が行われます。これは、神様と人々が一緒に食事をすることで、絆を深めるという意味合いがあります。

近年では、令和2年に拝殿の屋根をはじめ、老朽化が進んでいた部分が、氏子の皆さんからの寄付によって見事に修築されました。これは、地域の人々がこの神社を大切に思っている証と言えるでしょう。

神社の裏手、浅野川の堤防からは、遠く白山(霊峰として古くから信仰を集める山)を拝むことができます。
これは、自然と神々への畏敬の念を表していると言えるでしょう。

創建から850年という長い歴史を刻んできたこの神社は、これからも氏子の皆さんと心を一つにして、お祭りを大切に守り続けていくことでしょう。

鎮座地

金沢市沖町ホ24

電話

076-238-2068 (須岐神社)

拝観料金

無料

御祭神

菊理姫命 伊弉諾命 伊弉冊命

行事

1月第1日曜(三が日を除く):新年祭
6月18日:例祭
9月敬老の日:秋祭

見どころ

白山神社は小さな境内できれいに整備されてます。
浅野川沿いにあり、のどかな土地であり、付近には田んぼが広がります。
拝殿奥には立派な樹木があり、狛犬は比較的新しいです。

神徳(御利益)

沖町の神社の祭神が
菊理媛命(くくりひめのみこと)、
伊弉諾命(いざなぎのみこと)、
伊弉冊命(いざなみのみこと)です。

それぞれの神様の神徳(ご利益)について詳しく解説します。

1. 菊理媛命

概要:
菊理媛命は、『古事記』や『日本書紀』に登場する女神で、伊弉諾命と伊弉冊命という夫婦神の仲裁をしたことで知られています。黄泉の国(死者の国)で争っていた二神の間に入り、和解させたことから、「和解の神」「縁結びの神」として信仰されています。

神徳(ご利益):

  • 縁結び:男女の縁はもちろん、友人関係、仕事上の人間関係など、あらゆる縁を結び、良好に保つ力があるとされています。
  • 和合・調和:家庭円満、夫婦円満、人間関係の調和など、争い事を鎮め、平和をもたらす力があるとされています。
  • 災難除け:争いを鎮める力から、災難や厄災を避ける力があるとされています。
  • 延命長寿:黄泉の国と現世の間を取り持ったことから、生命力や健康を保つ力があるとされています。

2. 伊弉諾命

概要:
伊弉諾命は、日本神話において、妹である伊弉冊命とともに国土や多くの神々を生み出したとされる男神です。「国産み」「神産み」の神として、日本の国土や文化の基礎を築いた神として崇められています。

神徳(ご利益):

  • 夫婦円満:伊弉冊命と夫婦であったことから、夫婦円満、家庭円満のご利益があるとされています。
  • 子授け・安産:神産みの神であることから、子宝に恵まれる、安産のご利益があるとされています。
  • 開運招福:国土を開拓した神であることから、物事を始める、新しいことを始める際の開運のご利益があるとされています。
  • 厄除け・災難除け:黄泉の国から生還したことから、厄除け、災難除けのご利益があるとされています。

3. 伊弉冊命

概要:
伊弉冊命は、伊弉諾命とともに国土や多くの神々を生み出したとされる女神です。火の神を生んだ際に亡くなったため、黄泉の国へ行ったとされています。

神徳(ご利益):

  • 安産・子育て:神産みの神であることから、安産、子育てのご利益があるとされています。
  • 縁結び:伊弉諾命と夫婦であったことから、縁結びのご利益があるとされています。
  • 女性の守護:女神であることから、女性全般の守護、特に健康や美しさのご利益があるとされています。

沖町の神社の場合:

これらの神様が一緒に祀られていることから、沖町の神社は特に、縁結び、夫婦円満、家庭円満、安産、子育て、そして人間関係全般の調和に強いご利益があると考えることができます。
菊理媛命が中心となって、伊弉諾命と伊弉冊命の夫婦神を和解させたという神話から、人間関係の修復や円滑化、争い事の鎮静といったご利益も期待できるでしょう。

神社にお参りする際には、それぞれの神様の神徳を意識しながら、日々の感謝や願い事を伝えると良いでしょう。

駐車場・アクセス

・駐車場はありません
・金沢社会保険病院バス停から徒歩4分
・諸江町小学校前バス停から徒歩7分
・上諸江バス停から徒歩7分

授与品・御朱印

須岐神社にお問合せ

ウェブサイト

石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0321/

白山比咩神社サイト
https://www.shirayama.or.jp/hakusan/yashiro/y182.html

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