幸運を運び不老長寿を司る神の使い「亀」|水にまつわる神話と運気上昇のシンボル

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1. 【御利益】

亀は古来より「万年」を生きるとされることから、以下のような多岐にわたる御利益があると信じられています。

  • 延命長寿・無病息災:長寿の象徴として、健やかな暮らしを守護します。
  • 醸造安全・商売繁盛:お酒が腐敗するのを防ぐという伝承から、酒造や飲食業界の守り神とされます。
  • 交通安全・水上安全:流れの緩やかな場所で神様を乗せたという神話から、旅路の安全を守ります。

2. 【概要と由来】

日本神話や神道において、特定の動物が神の意志を伝える「眷属(けんぞく)」や「神使(しんし)」として登場します。
亀はその代表格の一つであり、特に京都の松尾大社や淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮と深い関わりを持っています。

その由来は、松尾大社の御祭神である大山咋神(おおやまくいのかみ)が、保津川を遡上する際に、流れの緩やかなところでは亀に、急流では鯉に乗ったという伝説に由来します。

以来、亀は神様の乗り物であり、幸運を運ぶ瑞獣として尊ばれるようになりました。

3. 【詳細解説】

別名・別称

玄武(げんぶ):
北方を守護する四神の一つ。蛇と亀が合体した姿で描かれることが多い。

瑞亀(ずいき):
めでたいことが起こる前兆とされる亀。

特徴・シンボル

亀の最大の特徴は、六角形の模様が連なる「亀甲(きっこう)」です。
この形は崩れにくい安定を象徴し、古くから魔除けや吉兆の文様として愛されてきました。

また、松尾大社の境内には「亀の井」という霊泉があり、この水をお酒に混ぜると腐らないという言い伝えから、亀と「お酒」は切り離せない関係にあります。

神話・エピソード

亀にまつわる最も有名なエピソードは、神様を背に乗せて運んだという物語です。
松尾の神様が八百万の神を集めてお酒の造り方を教えた際、亀は神様を静かに見守り、導く役割を果たしました。

また、不老長寿の仙人が住むとされる「蓬莱山(ほうらいさん)」を背負って泳ぐという伝説もあり、亀は現世と神域を繋ぐ、非常にスピリチュアルなパワーを持った存在として描かれています。

単なる長生きの象徴ではなく、物事を円滑に進め、大切なものを守り抜く「忍耐と継続」の神様でもあるのです。

4. 【金沢での関連寺社・スポット】

金沢市内においても、亀と縁の深い神社が存在します。

松尾神社(金沢市卯辰山)

京都の松尾大社から勧請(かんじょう)された神社で、卯辰山(うたつやま)に鎮座しています。
御祭神は大山咋神であり、金沢の酒造家たちの信仰も厚い場所です。

こちらの神社でも、京都の本宮と同様に亀が神の使いとして大切にされており、長寿や醸造の守護を願う参拝客が訪れます。
住所:石川県金沢市卯辰町

松尾神社(まつおじんじゃ)

全国的な関連寺社

金沢の松尾神社は、静かな山の中にありながら、凛とした空気感が漂うパワースポットです。
長寿を願う方はもちろん、新しいことを始める際の「安定」を祈願するのにも最適な場所と言えるでしょう。


編集後記(執筆者の独り言)

亀といえば「うさぎとかめ」のイメージが強いですが、神道の世界では、神様を背中に乗せてゆったりと進む、なんとも頼もしい存在なんですよね。

金沢の卯辰山にある松尾神社も、派手さはありませんが、亀のように一歩一歩、歴史を積み重ねてきた重みを感じる素敵な場所です。

お酒好きな方はもちろん、日々の忙しさに少し疲れたとき、亀のようなゆったりとした時間を感じに参拝してみてはいかがでしょうか。

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