【概要・由来】
郡家神社は、延喜式内社で、奈良時代の聖武天皇天正5年の創祀と伝えられる古社です。
もとは吉原村山中杉ノ水と称する霊水の辺りに鎮座していましたが、醍醐天皇延喜5年に現在地に移されました。
延喜の制では国幣小社に列せられ、貞観18年には従五位下を授けられました。
加賀国造石撞別命累代の崇敬篤く、社領の寄進などがありました。
明治6年8月には村社に列格されました。
別名「薬師の宮」と言われ、医薬の神として信仰を集めていました。
【鎮座地】
金沢市吉原町ヨ167番地
金沢市中心部からは北西に約4キロメートル離れた場所にあります。
【電話】
076-263-9437(上野八幡神社)。
郡家神社の宮司は上野八幡神社の宮司も兼務していますので、電話連絡は上野八幡神社にて承ります。
【拝観料金】
無料です。拝殿は常時開放されていますが、本殿は非公開です。
【祭神】
大己貴神(おおなむちのかみ)を主祭神としてお祀りしています。
大己貴神は国造りの神で、日本書紀では天孫降臨の際に大国主命として登場します。
また、出雲国風土記では出雲大社の最高神として記されています。
大己貴神の他に、少彦名命と菅原道真公。
少彦名神は大国主命とともに国造りに携わったとされ、殖産農業や物作り、法の制定などの他、医薬の神様として信仰されます。
【行事】
例祭は9月15日に行われます。
その他にも新年や節分などの年中行事があります。
【見どころ】
巨木が立ち並ぶ境内。
ケヤキの大樹が聳え立つ歴史ある古社。
樹齢は伝承1100年とあります。
金沢市指定保存樹。
【神徳(御利益)】
郡家神社は国造りの神を祀っていることから、国家安泰や五穀豊穣などの御利益があるとされています。
【駐車場・アクセス】
境内には無料の駐車場があります。
森本駅から徒歩4分。
吉原町バス停から徒歩2分。
【授与品・御朱印】
授与品や御朱印は上野八幡神社で受け付けています。
上野八幡神社は郡家神社から車で約10分ほどの場所にあります。
【ウェブサイト】
石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0296/