概要・由来
当社の創始の明記は欠くが、正徳2年と思われる。境内に樫の大木あり。明治5年11月村社に列格。
この八幡神社の創建時期は明確には分かっていませんが、正徳2年(1712年)頃ではないかと考えられています。
境内には大きな樫の木があります。(※下記にて解説)
明治5年11月(1872年)、村社に列格されました。
鎮座地
金沢市樫見町ロ1
電話
076-241-5980 (闕野神社)
拝観料金
無料
御祭神
応神天皇
行事
ー
見どころ
樫見八幡神社のウラジロガシ
この木は、八幡神社の境内に生えているウラジロガシという種類の木です。
基本情報
- 名前: 樫見八幡神社のウラジロガシ(かしみはちまんじんじゃのうらじろがし)
- 種類: ウラジロガシ
- 高さ: 約18メートル
- 幹の太さ: 約5.2メートル(地上から一定の高さで測った幹の周囲)
- 推定樹齢: 不明
- 場所: 石川県金沢市樫見町
- 地図上の詳しい位置(3次メッシュコード):5436-55-86
- 緯度経度:北緯36度29分22.3秒、東経136度42分09.9秒
- 天然記念物指定: なし
- 写真撮影日: 2017年6月4日
- 情報源: 石川県巨樹の会編「石川の巨樹・巨木林」
場所と特徴
- 場所: 金沢市内にある「内川虹の橋」から南南東に約2.4kmの場所にあります。内川、平沢川、樫見川という川沿いを遡っていくと樫見町に着きます。
- 周囲の様子: 周囲は開けた場所からそれほど遠くありませんが、山深い雰囲気があります。
- 神社の様子: 八幡神社は、小さな集落の北端にあります。境内には他にもウラジロガシが見られ、昔から自然に生えていた木々が残っていると考えられます。
- 木の特徴:
- 境内の社殿に向かって左奥、斜面に生えています。下の道路からも見ることができます。
- 地面付近の様子は、雪国で見られる根曲がりスギに似ています。
- 昔はもっと太い幹だったようですが、雪の重みなどで倒れて損傷し、その後、残った枝が幹のようになったと考えられます。
- 現在、根元付近で幹の腐朽が進んでいるようです。
まとめ
樫見八幡神社のウラジロガシは、大きく育ったウラジロガシで、雪の影響を受けて独特の形になったと考えられます。
神社の境内という神聖な場所にあり、地域の人々に大切にされていることでしょう。
しかし、根元の腐朽が進んでいるため、今後の状態が心配されます。
神徳(御利益)
応神天皇の神徳
応神天皇は、第15代天皇であり、武勇に優れ、文化の振興にも尽力したと伝えられています。
そのため、以下のような神徳があるとされています。
- 武運長久(ぶうんちょうきゅう): 武の神として、戦勝祈願、武道成就、スポーツの勝利などにご利益があるとされています。これは、応神天皇が弓の名手であったという伝承に由来します。武士からの信仰が篤く、源氏の氏神としても崇敬されました。
- 殖産興業(しょくさんこうぎょう): 産業を発展させ、生活を豊かにする力があるとされています。応神天皇の時代に大陸から様々な技術や文化が伝えられたことが、この神徳に繋がっていると考えられます。農業、商業、工業など、あらゆる産業の発展にご利益があるとされています。
- 厄除開運(やくよけかいうん): 災厄を払い、運を開く力があるとされています。困難を乗り越え、幸運を招くご利益があるとされ、人生における様々な厄除けや開運を願う人々から信仰を集めています。
- 子育て、安産: 応神天皇の母である神功皇后(じんぐうこうごう)が、応神天皇を身ごもったまま戦を指揮したという伝説から、安産や子育ての神としても信仰されています。
- 国家鎮護: 天皇家の祖神であることから、国家の安泰を守る神としても崇敬されています。
八幡信仰と応神天皇
応神天皇は、八幡神(やはたのかみ)としても知られています。八幡信仰は、大分県の宇佐八幡宮を発祥とし、全国に広まりました。八幡神社は、全国で最も多い神社の一つであり、地域の人々の生活に深く根付いています。
金沢市樫見町の八幡神社における応神天皇
金沢市樫見町の八幡神社においても、応神天皇は上記の神徳をもって地域の人々から信仰されていると考えられます。
特に、武運長久や厄除開運を願う人々が多く訪れるかもしれません。
駐車場・アクセス
・駐車場はありません
・上辰巳バス停から徒歩18分
授与品・御朱印
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