石川護國神社(いしかわごこくじんじゃ)

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石川護国神社の由緒

1870年、戊辰の役(戊辰戦争)で戦没した加賀藩士108名のみたまを祀って招魂社(しょうこんしゃ)として創建。
以来、西南の役、日清日露の両戦争、日中戦争、第二次世界大戦までの英霊4万4832柱を奉祀(ほうし)。
境内には寄進の石碑も数多く、崇敬の厚さが伺われます。
7月の新盆には、行灯(あんどん)が幻想的な「万灯みたままつり」、8月15日の終戦記念日には平和祈願祭が行われます。
戦没者を追悼する「万灯みたままつり」は、境内の献灯あんどん約1200個に明かりがともされます。圧巻のスケールでとても見応えがあります。

昭和14年、社名が招魂社から石川護国神社と改称されました。

名所「兼六園」のほど近くで、英霊を祀る広大な社。
敷地は約4000坪もあります。広々と開放的で清々しい空気が満ちた空間です。

樹齢約600年の願掛けの五葉松は、一度枯れかけましたが治療によって蘇り、その生命力と姿形の美しさで同社のシンボルになってパワースポットとして人気を集めています。
この五葉松は、もとは旧石川県庁前庭にあったもので、卯辰山にあった招魂社を現在地に遷座した際に一緒に移したとの事です。

英霊は家族を見守り、郷土の繁栄を祈り続けてくれる神様。家内安全、厄除け、健康長寿、諸業繁栄に御利益があります。

石川護国神社の境内

石川護国神社の鳥居


大きくて立派な第一鳥居。
参拝者の駐車場(無料)もここをくぐります。
有料の駐車場はこの鳥居をくぐらずにこの画像の右隣にあります。


第二鳥居。
木製や石製ではない鳥居は珍しいのではないでしょうか?

石川護国神社の由緒。
何度か初詣にも参拝させていただいております。


この日は新型コロナウイルスの影響で
手水舎を利用する事はできませんでした。

石川護国神社の社殿


広くきれいな参道を通ります。


社殿前の木製の外拝殿は、令和2年の創立150周年に新築されました。


大きな外拝殿は雨の多い金沢で、雪の日も安心して参拝できます。


すぐ隣には、社務所や遺品展示室の参集殿があります。

石川護国神社には外に狛犬がいません。
拝殿内にブロンズ神殿狛犬があるのですが、いつの日か画像に納めたいです。

石川護国神社の御守り・御朱印


家内安全、心願成就、家内安全、商売繁盛の御札、
たくさんの御守りがあります。
お札は別名「石川護國神社神符」とも呼びます。神棚に祀ります。


金運たまるお守りは、黄色のお守りに招き猫が描かれていて「た」の文字を〇で囲んだユニークな御守。この御守りで宝くじで高額当選した方がいらっしゃるとか。
あまりの人気ぶりに欠品になることもあるそうです。
今回は商(あきない)お守を購入しました。

力(ちから)御守りは夢と希望の実現のために。


自衛官御守は新しく奉製されました。
石川護国神社には17柱の殉職自衛官がお祀りされています。
陸海空それぞれに合わせたデザインとなっており、2020年8月15日の戦没者追悼平和祈願祭より授与されています。
自衛隊員の作業着の迷彩柄を元に石川護国神社の神職がデザインされました。


石川護国神社の御朱印は社務所でいただけます。


特徴のある書体はすごくカッコイイです。
女性の氏子の方に書いていただきました。
願掛けの五葉松のはんこが押されています。
お隣は石浦神社の御朱印です。

石川護国神社のみたままつりをモチーフにした「献灯あんどん」の御朱印帳もあります。

石川護国神社のオブジェなど


石川護国神社のパワースポットである願掛けの五葉松
樹齢約600年で高さ13m。姿・形の良さでは日本一とも言われています。生命力あふれる見事な姿には大きなパワーを感じます。


別名蘇りの五葉松
ライトアップされるイベントも行われます。
この五葉松は、卯辰山にあった招魂社を現在地に遷座した際にうつされましたが、その際に根の強い黒松の根と接ぎ木したことによってこのような立派な五葉松になったそうです。

神馬はサラブレッドみたいに力強い印象です。


父子像。
趣旨(英霊)は、戦没者の慰霊顕彰及び日本の国の平和を願う。父子の絆。
この兵隊とその息子さんの学生のモデルに関しては、詳細不明なのだそうです。
いろいろな切ない想像をしてしまいます。

大東亜聖戦大碑
大東亜聖戦大碑。
「大碑」の名の通り高さが12mもあってとても大きいです。
総工費は約1億円。400近い団体と個人2300人から6000万円の寄付が集まりました。
この碑は当初、靖国神社か皇居前広場での建立を希望されたそうです。しかしうまく話が進まず、発起者のお知り合いであった石川護国神社の宮司に依頼されたとの事。
反対の声も上がったのですが、建立にこぎつけたというお話があります。

陸軍少年飛行兵慰霊。
特攻隊をはじめ、空・地での戦死者は石川県出身だけでも70数名。
偉勲を後世に伝えるために建立されました。
陸軍80年の歴史上、わずか12年だけ少年飛行兵がいたそうです。

この他、境内には21の石碑があります。

石川護国神社の概要

石川護国神社
鎮座地 〒920-0935  金沢市石引4丁目18-1
電話 076-221-2110
拝観料金 無料
祭神 護國の英靈 國家公共に盡くした人の靈(殉職自衞官等)
行事 4月19日 春季例大祭
7月14〜16日 万灯みたままつり
8月15日 石川県戦没者追悼平和祈願祭、合同招魂祭
11月3日 明治祭
12月23日 天長祭
見どころ 願掛けの五葉松、社殿前の外拝殿(令和2年創立150周年に新築)、たくさんの慰霊碑、万灯みたままつり、第一鳥居そばの枝垂れ桜、第二鳥居周辺の桜は参道を華やかに彩る、大東亜聖戦大碑の側の枝垂れ桜、植えられている本数は少ないがソメイヨシノだけではなく様々な種類の桜が植えられている、
神徳 災難厄除、交通安全、厄除け、家内安全、商売繁盛・事業安全など
駐車場
アクセス
駐車場あり(有料Pもあり)
金沢駅から車で約15分・兼六園シャトル
「県立美術館・成巽閣」バス停から徒歩約1分
・北陸鉄道路線バス
「出羽町」バス停から徒歩約1分
・金沢ふらっとバス
菊川ルート「県立美術館」バス停から徒歩約1分
授与品・御朱印 自衛官御守、身代り守、願い守、金運たまるお守り
御朱印:初穂料300円
御朱印帳:有
ウェブサイト http://ishikawagokoku.or.jp/

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