石浦神社の由緒
【女子旅でおすすめしたい縁結びにご利益のあるパワースポット】
古墳(五四七)時代に草創され、金沢最古の宮として、 三輪神社を号し、奈良時代には神仏習合となり石浦山慈光院長谷寺と改め、 江戸時代には石浦山王、石浦大権現、明治の神仏分離令により 石浦郷の地名をとり石浦神社と改称した。
547年に草創された金沢最古の神社。
縁結びにご利益があると人気を集めています。
古くは石浦郷七村の産土神。石浦町(現・香林坊)の裏手にありました。
後年、兵火にあい本多氏下邸内に移り、祠殿が造営されました。明治の神仏混淆禁止令で山王地主権現の称を廃して石浦神社と称し、五代綱紀が安産祈願したと伝えられます。
金沢城地の土地神・城の鎮守神として、歴代藩主や家老から格別の崇敬・報賽を受けてきました。
マスコットキャラクターのきまちゃんには「何事もうまく決まる」との由来があります。
恋を願う参拝者が多く訪れます。
2019年12月には散策道「101鳥居」が完成しました。境内には朱色の鳥居101基が広坂に沿ってずらりと並ぶ光景が広がっています。
石浦神社は、兼六園や金沢21世紀美術館のすぐ側の好立地。そのため、年間で約50万人が訪れるそうです。特に台湾からの観光客が多いとの事です。
境内には神聖かつ厳かな空気が漂います。かの松下幸之助も足繁く通ったというパワースポットです。
石浦神社の境内
石浦の鳥居

大通りからすぐ正面があります。第一の鳥居。

この日は秋詣の提灯が鳥居の前にありました。
石浦神社の社殿

立派な彫刻が至る所にあります。

金沢最古の神社とあって、雰囲気があります。

石浦神社の狛犬です。逆立ち狛犬は別の場所にあります。

拝殿を横から見たところ。

拝殿をよく見渡すだけでもたくさんの見どころがあります。
パワーを感じる彫刻です。

手水舎は花手水になっています。
拝観した時はお花はそれぞれ端に寄せられていました。
石浦神社の御守り・御朱印

石浦神社の御守りはとても種類が多く、きっと悩んでしまうことでしょう。

とてもカラフルで可愛らしさがあって女性にとても人気です。

水玉のお守りは「まるく収まる」という円満の意が込められています。
お守り授与の方には、御守りのカラーに合わせた上袋にいれていただけます。

きまる札という能登ヒバを使ったきまちゃんキャラのお札もかわいいです。
肌身離さず持って願いがかなったら奉納します。

福井の伝統工芸の若狭塗のきまる箸も欲しくなります。
コチラもカラーが豊富です。

石浦神社の社務所では、5種類の御朱印を選択することができます。
季節限定の特別御朱印もあります。

この日は①の御朱印をいただきました。丸い判のデザインがかっこいいと思いました。
(となりは石川護國神社です)
石浦神社のオブジェなど

右は風鈴トンネル「絵馬の小径」で風鈴や絵馬が飾られています。
左は101鳥居に進みます。

101鳥居の大きさは高さ約2.5m、幅約1.7m。県産のケヤキで作られています。
散策道の総延長は50mほどあり、上空から見ると「人」の字のように鳥居が並んでいます。人と人とのつながりを大切にしてほしいとの思いが込められています。

食文化の街金沢で、食の神様を祀る「すし塚」
水、米、魚、野菜、肉は全て命が宿っていて感謝して食します。
すし塚は東京の築地市場にもあります。
広坂稲荷神社の鳥居です。

石浦神社の境内には、生産穀物の神である宇迦之御魂神を祀っている広坂稲荷神社があります。
伏見稲荷から御分霊をいただき、北陸で一番古く商売繁盛の神様として祀られたそうです。
陸の「お稲荷さん」と海の「えびすさん」。二つの富が集まる広坂稲荷神社
石浦神社の境内でひときわ目を引く、鮮やかな朱色の鳥居。
ここは単なるお稲荷さんではありません。 実は、この広坂稲荷神社、「蛭子神(ヒルコ/えびす様)」がいらっしゃる場所。
ここには、興味深い「神様の組み合わせ」があります。
-
稲荷神(ウカノミタマ):大地の実り、農業、商工業の神
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蛭子神(ヒルコ):海の幸、漁業、市場の神
つまり、ここでは「陸の富」と「海の富」の両方が合わさっているのです。
あらゆる産業や商売をカバーするこの組み合わせこそが、石浦神社が「金沢きっての商売繁盛スポット」と呼ばれる由縁かもしれません。
ビジネスをされる方は、本殿参拝の後に必ずこちらで手を合わせ、事業の「足場」を固めましょう。
ランナーやスポーツマンも必見!「健脚の神様」
そしてもう一つ、広坂稲荷神社にはユニークな信仰があります。
それは「健脚(けんきゃく)」のご利益です。
足腰を強くし、健康を守ってくれる神様として、金沢マラソンの参加者や、スポーツに励む学生たちがこぞって参拝に訪れます。
神話では「足が立たなかった」とされるヒルコ神が、ここで「健脚の神」として祀られていることには、「弱さを克服し、立ち上がる力を授ける」という深いメッセージが込められているようにも感じられます。
ビジネスという長いマラソンを走り抜くための「体力」と「気力」を、ぜひここでチャージしていってください。

広坂稲荷神社の鳥居の前。逆立ち狛犬はここです。
石浦神社では「逆さ狛犬」と呼び、雲を蹴り上げる様を現しています。
緻密な彫りが施されていて、加賀逆立ち狛犬の代表格として親しまれています。
名工・福嶋伊之助の作品です。

御手洗池には黄金の鯉が姿を見せてくれました。
御利益がありそうです。
湧き水からできた池だそうです。ここの池に脚を入れると、旅の疲れがみるみるうちに回復したという言い伝えがあります。

ものすごい数のおみくじが結び付けてあって圧倒されてしまいます。
多くの方に崇敬されているのがよく分かります。
石浦神社の概要
| 石浦神社 | |
| 鎮座地 | 〒920-0964 金沢市本多町3丁目1-30 |
| 電話 | 076-231-3314 |
| 拝観料金 | 無料 |
| 祭神 | 大物主神 大山咋神 天照大神 菊理媛神 天兒屋根大神 市杵島姫大神 誉田別大神 |
| 行事 | 1月15日 左義長 2月17日 鎮火祭 6月30日 夏越の大祓 11月25日 新嘗祭 12月31日 年越の大祓 |
| 見どころ | 101鳥居、包丁塚、すし塚、逆さ狛犬、たくさんの御守り、風鈴トンネル、花手水 |
| 神徳 | 縁結び・家内安全・厄除・八方・安産・仲執り・結び・外難防禦など |
| 駐車場 アクセス |
各バス「広坂・21世紀美術館」バス停から徒歩約1分駐車場約20台 近隣に有料パーキング有り |
| 授与品・御朱印 | 御守り各種 御朱印:初穂料300円 御朱印帳有り |
| ウェブサイト | https://www.ishiura.jp |
金沢 寺社仏閣めぐり 
