持明院(じみょういん 蓮寺:はすでら)

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【歴史・概要】
持明院は高野山真言宗の寺院で、白髭山と号します。

弘法大師によって弘仁年間(約810年)に設立された高野山真言宗の寺院です。その創設以来、何度も戦争の影響を受けましたが、澄遍僧都と子安地蔵尊一体を迎え入れて再建されました。

明治時代初期には神仏分離政策により、明神社と寺が分離されました。その当時は金沢駅前に位置していましたが、昭和33年以降の金沢駅前開発により環境が悪化し、妙蓮が絶滅の危機に瀕しました。そのため、昭和46年に現在の場所に妙蓮を移植し、持明院も移転しました。これらの変遷を経て、持明院は現在に至っています。

持明院の妙蓮池についての伝説では、北国を巡行中の弘法大師が白髭明神から霊告を受け、この地に池を造り、種を蒔いたところ、驚くべき蓮が咲いたとされています。その種は、弘法大師が唐に渡った際にインドの般若三蔵法師から授けられたものだと伝えられています。

大正12年3月7日には、内務省から学名を「妙蓮」に改め、「持明院妙蓮池」として国の天然記念物に指定されました。しかし、その後、池が移転したため、国の生育地指定は昭和47年7月11日に解除されました。それでも、貴重な妙蓮の育成地として保全すべきという考えから、現在は石川県の天然記念物となっています。

ハスは多頭蓮と呼ばれ日本では2か所(滋賀県近江妙蓮)しか確認されていません。
ハス池では毎年7月末から8月中旬にかけて拝観可能。
妙蓮は多頭蓮の一種で、茎頭に多数の花をつけます。石川県指定天然記念物にもなっています。

北陸不動尊霊場第二十五番札所。

【住所】
石川県金沢市神宮寺3丁目12-15

【電話】
076-252-3827

【拝観料金】
妙蓮拝観期間(7月27日~8月11日)は大人400円、高校生以下無料。
それ以外の期間は無料。

【拝観時間】
妙蓮拝観期間は8:00~16:30(16:30最終受付、17:00閉門)
それ以外の期間は9:00~17:00

【宗派/山号・寺号】
高野山真言宗/白髭山/持明院

【本尊・寺宝】
本尊は不動明王。
木造の一丈で月に一度開帳されます。

【御朱印】
切絵御朱印やイラスト御朱印などがあります。
郵送販売も行っています。

【行事】
毎年7月27日には妙蓮会が行われます。
その他にも、節分会やお彼岸会などの行事があります。

【見どころ】
妙蓮の花が見どころです。
色とりどりの蓮の花が水面に広がります。
また、境内には池や庭園などもあります。

【駐車場・アクセス】
駐車場は車10台分(普通車5台、軽自動車5台)
金沢駅からタクシーで約7分
JR東金沢駅から徒歩10分
鳴和消防署前バス停から徒歩4分

【ウェブサイト】
持明院のウェブサイト
白髭山持明院 蓮寺. https://www.hasudera.jp/

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