金澤神社の由緒
兼六園の園地に鎮座する朱色の社殿が美しい神社の金澤神社。
学問の神であり、加賀藩主・前田家の先祖とされる菅原道真公を主祭神とし、毎年受験シーズンには多くの受験生が参拝します。
加賀前田家11代・治脩(はるなが)が藩校明倫堂の鎮守社として創建し、厄除けの神・白蛇竜神、商売繁盛の神・白阿紫稲荷(はくあしいなり)大明神、交通安全の神・琴平大神も祀られています。
境内の「夢牛」の石像は、なでて拝むと夢が叶うといわれ、参道入り口の金城霊沢は金沢の地名の起源伝説を秘める金運のパワースポットです。
白蛇龍神(通称 白蛇さん・巳さん)が相殿として祀られています。火難・水難・災難除け・金運・商売繁盛の神として崇敬されています。御神体勧請由来記によると、白蛇さんは雄雌二体の白火蛇であると言われています。
毎月1日は「白蛇さんの日」と決められ、御神体を開帳し、開運厄除けの祈願を行っています。
寛政6年(1794)年創建。
明治7年(1874)兼六園公開とともに竹沢天神から金澤神社に改称されました。
金澤神社の境内
金澤神社の鳥居
兼六園の後方に
道路から入る最初の鳥居が有ります。
ここから見える景観がすでにステキです。
そのまま進んで行くと2つ目の鳥居が有ります。
「奉納稲荷鳥居」
平成20年8月、前田家鎌倉邸より稲荷社御分霊と共に移築奉納された鳥居で、前田家に慶事があるごとに奉納された縁起の良い鳥居です。少し小さめなので頭をぶつけないように気をつけましょう。
金澤神社の神門
平成2年に老朽化によって取り壊されて平成5年に復刻されました。
隋身様と呼ばれる神像が祀られていることから、隋身門とも呼ばれます。
金澤神社の拝殿
拝殿の手前に「手水舎」が見えます。
写真を撮ってないのですが、手水舎のお水の井戸の水源は「金城霊沢」の地下水源と同じで、境内の井戸より24時間くみ上げています。「金城霊澤の水」として地元の方や県外からの参拝者に広く親しまれています。日本百名水として知られる富山県上市町の「穴の谷の霊水」と似てる成分パターンでカルシウム・鉄分を多く含み、飲料水として利用できます。
新型コロナウイルスの影響で、鈴緒が触れず、鈴がならせない状態でした。
なかなかレアな光景です。
金澤神社の狛犬は拝殿内にあります。
金澤神社のオブジェなど
石灯籠に生えた苔がイイ味出して神々しい雰囲気が有ります。
天神様のお使いの牛「夢牛」は撫でると夢が叶うとされています。
いぼをこするととれると信仰されている御神石の「いぼとり石」
イボではありませんが、右手にできたガングリオンを擦ってみました。
体のイボだけではなく”心のいぼが取れて気持ちが浄化される”
とも言われています。
金運向上の仕事運・財運・商売繁盛などを祈願すれば
福運・金運を招いてくれるかもしれません。
かっこいい龍もいらっしゃいます。
金城麗沢
「金沢」という地名の由来のある「金城霊沢」というスポット。
金澤神社参拝の後に、息を止めて時計回りに金城麗沢を3周しながら願いを唱えれば、その願いが叶うという願掛けがあります。
その昔、山科の里に藤五郎という貧しいけれど正直な農夫が住んでいて、藤五郎が山から掘ってきた「芋」をここで洗うと沢山の砂金が出ましたが、藤五郎はこれをひとりじめしないで貧しい人々に分け与え仲良く暮らしたそうです。そこで「金」を洗う「沢」ー「金沢」ができたというという言い伝えが金沢の由来とされています。
澄んだ綺麗な水にはお賽銭が投げ込まれています。
金澤神社の御朱印
この御朱印帳のデザインに一目惚れしてしまいました。
御朱印も素敵です。
御朱印には、金沢らしく金箔と銀箔まで押し付けられていて非常に高級感があります。
とてもありがたく大事にしたい気持ちがさらに高まります。
金澤神社の概要
金澤神社 | |
鎮座地 | 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-3 |
電話 | 076-261-0502 |
拝観料金 | 無料 |
祭神 |
|
行事 | 4月18日 板屋神社春季祭 5月7日 兼六園開園記念祭 9月20日 御山まつり |
見どころ | 学問成就で有名な神社、兼六園、拝殿の白蛇竜神の天井画、飲める手水舎の水、おみくじが20円、朱色の社殿 |
神徳 | 学業成就・商売繁盛・災難除け・金運など |
駐車場 アクセス |
金沢駅から兼六園シャトルバス成巽閣前下車(所要時間12分) 金沢駅から徒歩約20分 金沢駅からタクシー10分 兼六園周辺に駐車場あり |
授与品・御朱印 | 白蛇の巳さんお守り、御朱印帳、金箔を添えた御朱印 初穂料は300円、毎月25日のみ天神祭特別御朱印500円 |
ウェブサイト | http://kanazawa-jj.or.jp/ |
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