三河神社(みかわじんじゃ)

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【概要・由来】
三河神社は、明治37年に戸室神社と白山神社を合併して創建された神社です。
泰澄法師作の狛犬一対を宝物として持ち、狼をかみ殺したという伝説があります。
野間神社の宮司が兼務しています。

【鎮座地】
石川県金沢市牧町ヌ30

【電話】
076-252-3031 (野間神社)
※電話連絡は野間神社にて

【拝観料金】
無料

【祭神】
香山戸神、大山津見神、菊理姫神

【行事】
例大祭は10月第2日曜日。

【見どころ】
この神社の宝物に泰澄大師作の狛犬があります。
この狛犬は村民を悩ませる狼をかみ殺したという伝説があります。
子供を救った狛犬は社殿内に安置されています。
急な石段が100段ほどある。

【まんが日本昔ばなしの「不思議なコマ犬」のお話】

金沢の郊外にある伝燈寺には、活道和尚というお坊さんが住んでいました。

ある冬の夜、雪が降りしきる中、おじいさんが傷だらけの孫を連れてやってきました。孫はオオカミに襲われてしまったと言います。このままではオオカミに追われてしまうから、寺に泊めてほしいと頼みます。おじいさんと孫は、寺にあるコマ犬様がオオカミを退治してくれるという伝説を信じていたのです。

和尚様は伝説など本当ではないと思っていましたが、とりあえず孫を寺に入れておじいさんを帰しました。その夜、オオカミの群れが寺を取り囲んでいました。そして一斉に吠えだし、寺に突進してきました。

和尚様は小さな孫と一緒にお経を唱えました。もうどうなっても仕方がないと覚悟を決めた時、小さな孫が「こまいぬさま~~~!」と叫びました。その時、コマ犬に積もった雪が落ちて、コマ犬が獅子のようにオオカミに飛びかかりました。次々とオオカミを噛み殺していきました。

やがて朝が来て、和尚様が外に出てみると、そこにはたくさんのオオカミの死体が散らばっていました。そして、血で赤く染まったコマ犬が朝日に輝いていました。

このコマ犬は、今でも金沢の三河神社に祀られています。

【神徳(御利益)】
香山戸神は農業・商業・工業の守護神とされ、
大山津見神は海上安全・水難除け・水利の神とされ、
菊理姫神は子授け・安産・子育ての神とされています。

【駐車場・アクセス】
駐車場はなし。
最寄り駅は東金沢駅で、そこから徒歩約1時間11分。
最寄りのバス停は牧転向場前バス停で徒歩約2分。

【授与品・御朱印】

【ウェブサイト】
石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0239/

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