妙覚寺(みょうかくじ)

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【歴史・概要】
妙覚寺の開基は、本願寺12代教如上人の密命を受けて北陸各地の門徒衆と連絡をとり東本願寺興隆に身命を賭けた傑僧である長源です。長源は、関ケ原の戦い前の1608年に現在のかほく市遠塚に一寺を建立しました。この寺は、当初は「遠塚寺」と呼ばれていましたが、後に「妙覚寺」と改称されました。妙覚という名前は、長源の信徒であった豪商・小野妙覚に由来します。小野妙覚は、京都四条大宮にあった自宅を寺に譲渡し、そこに妙覚寺の分院を建立しました。この分院は、後に京都の妙覚寺となりました。

妙覚寺は、1742年に遠塚村から金石新町に移転しました。移転の理由は、不作・不漁に加えて宝達山金堀りが激減し村の戸数が四散したためといわれます。移転後も妙覚寺は、火災や地震など幾多の災難に見舞われながらも、各地の門信徒の支援や奉仕によって再建されてきました。現在の本堂は、1878年に東本願寺御影堂や築地別院を手掛けた伊藤兵左衛門の設計で建立されたもので、重厚な木造建築です。

妙覚寺は、浄土真宗の〝浄土”とは仏さまの現れる場所のことであり、開基以来仏さまに出会う場であり、みなさまの拠りどころとして護持されてきたとしています。また、妙覚寺では様々なイベントや活動を通して、寺と地域の交流や文化の発信を目指しています。

【住所】
石川県金沢市金石新町3-3

【電話】
076-267-2320

【拝観料金】
無料

【拝観時間】
9:00~17:00

【宗派/山号・寺号】
真宗大谷派/山科山・妙覚寺

【本尊・寺宝】
本尊は阿弥陀如来像で、江戸時代中期の作とされます。また、本堂内には江戸時代後期の仏師・橋本光琳作の阿弥陀三尊像や、同じく橋本光琳作の十二神将像などが安置されています。その他にも、江戸時代初期の仏師・広橋光久作の木造釈迦如来坐像や、江戸時代中期の仏師・広橋光久作の木造阿弥陀如来坐像などがあります。

【御朱印】
御朱印は、通常は9:00~17:00まで受付していますが、事前に電話で確認することをおすすめ。また、イベントや行事などで御朱印を特別に授与することもあります。

【行事】
妙覚寺では
毎月1日にお朝事(6:30~)
毎月8日にお念仏会(10:00~)
毎月15日にお勤行(10:00~)
毎月28日にお勤行(10:00~)
を行っています。
また、年間を通して報恩講厳修や法要なども行われます。

【見どころ】
妙覚寺の見どころは、本堂や庫裏などの歴史的な建築物や仏像だけでなく、境内にある花壇や池なども美しく整備されています。特に春は桜やツツジが咲き誇り、境内はピンク色に染まります。秋は紅葉が美しく、冬は雪景色が幻想的です。また、妙覚寺では様々なイベントや活動も行っており、例えばサヌカイトコンサートやおてらくごなどがあります。サヌカイトコンサートは、サヌカイトという石の楽器を使って音楽を奏でるイベントで、毎年9月に開催されます。おてらくごは、寺の歴史や教えを面白おかしく語る落語のようなもので、毎年5月と9月に開催されます。これらのイベントや活動は、寺と地域の交流や文化の発信を目的としています。

【駐車場・アクセス】
妙覚寺には隣接する専用駐車場があります。お車でお越しの方は、国道8号線の藤江交差点を北西方向に直進し、金石交差点より約2分で到着。バスでお越しの方は、金石バス停より徒歩5分。

【ウェブサイト】
妙覚寺の公式ウェブサイト
https://myoukaku-ji.jp/

 

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