【概要・由来】
豊田白山神社は、金沢市三社町に鎮座する神社です。
もともとは天台宗の寺院で、三社常光寺と呼ばれていましたが、明治時代に神仏分離令により神社に改められました。御祭神は菊理媛命、応神天皇、武甕槌命です。
この神社の由来は、養老2年(718年)に泰澄大師が石川郡戸板庄に白山三カ明神を勧請したのが始まりとされています。しかし、実際には白山比咩神社の社僧が中世の後半頃に地方に散らばり、この地に白山神霊を勧請して創立したものと考えられます。最初の鎮座地は西念新保村で、次に広岡村に移り、さらに明暦元年(1655年)に現在の場所に移ったと伝えられています。
三社常光寺は藩政時代に金沢町内の有名な神社の一つで、寛文3年(1663年)の祭礼では多数の群衆が集まり殺傷事件を起こしたことが記録されています。また、宝永4年(1707年)に社殿の改築が行われ、正徳年間(1711~1716)に千年祭が行われたことも記録されています。
明治6年(1873年)に村社に指定された豊田白山神社は、明治39年(1906年)に県から神撰帛料供進の神社に指定され、明治44年(1911年)には金沢市古道の村社出雲神社が合祀されました。現在は春秋2回の祭礼が行われており、氏子戸数は1000軒余りです。
豊田白山神社は三社の宮とも呼ばれており、その名は村の中心に白山神、八幡神、春日神の三神を祀る神社があったからだといわれています。また、豊田という名は戸板郷の戸板を豊田に当てたものだといわれています。
【鎮座地】
〒920-0861 石川県金沢市三社町7-9
【電話】
076-231-0008
【拝観料金】
無料
【祭神】
菊理媛命(くくりひめのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
【行事】
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【見どころ】
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【神徳(御利益)】
商売繁盛、家内安全、厄除け、学業成就、交通安全など
【駐車場・アクセス】
駐車場はありません。
JR金沢駅から徒歩約10分。
【授与品・御朱印】
御朱印あり
【ウェブサイト】
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0222/