善福寺(ぜんぷくじ)

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【歴史・概要】
善福寺は、本願寺第8代の蓮如上人の異母弟である蓮康僧都が、文安2年 (1445年)に加賀国大桑に開いた真宗寺院です。

初代住職は、本願寺第5代の綽如上人の孫で、越中井波の瑞泉寺を開いた順慶という僧侶でした。
順慶は越前藤島超勝寺玄慶の次男で、妙善坊とも呼ばれていました。善福寺の起源は、越中高瀬にもあったという伝説がありますが、確かなことはわかっていません。

加賀一向一揆の時代には、善福寺の動きは記録に残っていません。
ただし、当時の本願寺法主であった実如上人が書いた九字名号や十字名号が現存しています。本願寺東西分裂後は、西本願寺に属していたようですが、東本願寺からも顕如上人の画像が贈られています。

その後、加賀藩主の前田氏は、真宗寺院を城下に移す政策を行いました。
善福寺も材木町6丁目 (現橋場町)に移されました。

このとき、前田氏の家紋である剣梅鉢紋を着用することを許された冨利姫という女性が善福寺に嫁ぎました。冨利姫は、関ヶ原の戦いで敗れた宇喜多秀家の妻である豪姫の娘だと言われています。秀家や前田利常からの書状も残っています。また、善福寺は加賀三か寺の一つとして重要な地位を占めました。金沢別院の役職にも就きました。加賀萬歳にも「墨の衣の善福寺」と詠まれています。

【住所】
石川県金沢市橋場町8-6

【電話】
076-231-4459

【拝観料金】
無料

【拝観時間】
9:00~17:00

【宗派/山号・寺号】
真宗大谷派/大慈山/善福寺

【本尊・寺宝】
本尊は阿弥陀如来像です。
寺宝として土蔵造りの御堂。金沢市指定文化財です。
キリシタン灯篭もあります。

【御朱印】
御朱印はありません。

【行事】
春彼岸会、永代祠堂経会、盂蘭盆会、報恩講、除夜会、修正会などがあります。

【見どころ】
土蔵造りの御堂は金沢市指定文化財で、最大規模です。
また、境内で不定期に朝市が開催されます。

【駐車場・アクセス】
駐車場はありません。
JR北陸線金沢駅から車で5分ほどです。(徒歩24分)
梅ノ橋バス停から徒歩2分

□材木ルート
味噌蔵町バス停から徒歩2分

□卯辰山線90
橋場町バス停から徒歩3分

【ウェブサイト】
善福寺公式ホームページ
https://sites.google.com/site/zenpukuji1445/

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