概要・由来
当社創立年代不詳。往古白山比咩神社より勧請され、産土神として仰ぎまつられ、明治5年村社となる。
この神社がいつ頃建てられたのかは、はっきりとした記録が残っていません。
昔、加賀の国の一の宮である白山比咩神社から神様を分けていただき、この地に祀られるようになりました。
地域の人々は、この神社を自分たちの土地を守る神様として大切に祀ってきました。
明治5年(1872年)に、村の神社として国に登録されました。
鎮座地
金沢市上原町ヘ66
電話
076-261-9007 (藤棚白山神社)
拝観料金
無料
御祭神
菊理姫神
行事
ー
見どころ
狛犬はありません。
ひっそりと鎮座しており、小さな本殿です。
神徳(御利益)
菊理媛神は、全国に約3,000社ある白山神社の総本社、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ、石川県白山市)のご祭神としても知られています。このことから、白山信仰の中心的な神様であると言えます。
菊理媛神は、『古事記』や『日本書紀』の本文には登場しませんが、『日本書紀』の一書(ある異伝)に一度だけ記述が見られます。その内容は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)という夫婦の神様の仲たがいを仲裁したというものです。この逸話から、菊理媛神は以下のような神徳を持つとされています。
和合の神、縁結びの神
夫婦や家族、友人など、人間関係の仲を取り持ち、円満な関係を築くご利益があるとされています。特に、夫婦円満、恋愛成就、縁結びの神様として信仰を集めています。「くくり」という名前が「括る(くくる)」に通じることから、縁を結び、繋がりを強める力があると解釈されています。
調停の神、仲裁の神
争いごとや対立を鎮め、平和をもたらす力があるとされています。人間関係だけでなく、社会的な問題や紛争の解決にもご利益があると信じられています。
白山信仰における重要な神
白山は古くから霊山として信仰されており、菊理媛神はその白山信仰の中心的な神様です。そのため、菊理媛神を祀る神社では、厄除け、家内安全、五穀豊穣など、幅広いご利益があるとされています。
金沢市上原町の白山神社では、これらの神徳、特に和合、縁結びのご利益を求めて参拝する人が多いと考えられます。地域の人々にとって、大切な守り神として、日々の生活の安寧や人間関係の円満を祈る対象となっているでしょう。
駐車場・アクセス
・駐車場はありません
・芝原バス停から徒歩13分
・創作の森前バス停から徒歩14分
授与品・御朱印
藤棚白山神社にお問合せ