1. 【御利益】
土龍は「大地」そのもののエネルギーを司る存在です。
私たちが現実世界で力強く生きていくための、以下のようなご利益を授けてくださいます。
- グラウンディング(精神的安定): 浮足立った気持ちを鎮め、大地に根を張るような安定感をもたらします。
- 決断力・集中力の向上: 迷いや「フワフワした状態」を解消し、自分の意志を明確にして物事を決める助けとなります。
- 基盤の守護: 家庭、仕事、健康など、人生のあらゆる「土台」を揺るぎないものにします。
- 内観と気づき: 意識を内側に向け、自分自身の本当の願いや声に気づかせてくれます。
2. 【概要と由来】
土龍(つちりゅう)は、古代中国の五行思想における「土」の属性を象徴する龍神です。
五行において「土」は中央に位置し、木・火・金・水の四要素を繋ぎ、調和させる重要な役割を担っています。
日本においても、大地を司る龍神は、田畑を潤し、国土を安定させる守護神として古くから信仰されてきました。
土龍は派手な変化を促すよりも、むしろ「今ある場所でしっかりと根を張ること」の重要性を説く神様です。
現代では、情報過多や変化の激しい日常の中で自分を見失いそうな人々に対し、再び自分自身の中心(自分軸)へ戻るための「グラウンディング(接地)」をサポートする存在として注目されています。
3. 【詳細解説】

別名・別称
- 黄龍(おうりゅう): 五行説において「土」は黄色(黄金色)を象徴するため、土龍はしばしば黄龍と同一視されます。
- 大地の守護龍: 地脈や地龍として、土地のエネルギーを司る存在。
特徴・シンボル
画像に描かれている土龍は、大地の豊かさを象徴する茶褐色や黄金色の鱗を持ち、力強く四股で地を掴んでいます。
その目は鋭くも慈愛に満ちており、私たちが「今、ここにいること」の尊さを静かに語りかけています。
神話・エピソード:大地の安定を司る調整者
日本神話には「土龍」という名で直接登場する場面は少ないですが、大地の神である埴山姫神(はにやすひめのかみ)や、山の神である大山津見神(おおやまつみのかみ)と深く結びついて語られます。
かつて世界がまだ混沌としていた頃、天地が分かれ、大地がようやく形を成し始めた時、その地盤を固め、人々が安心して暮らせるように地中から支えたのが土龍のエネルギーだと言われています。
土龍は、季節の変わり目(土用)に活動が活発になるとされ、自然界のサイクルを影で支える「調整役」でもあります。
私たちが何かに迷い、自分を見失っている時、土龍は
「まずは足元を見なさい。あなたはすでに豊かな大地の上に立っているのだから」
と、意識を外側から内側の「核」へと戻してくれます。
この「戻る」というプロセスこそが、現代における最強の浄化であり、開運の鍵となります。
4. 【金沢での関連寺社・スポット】
金沢市内には「土龍」を直接の名で祀る神社は稀ですが、そのエネルギーを色濃く反映した「大地の神」や「龍神」を祀る重要なスポットが存在します。
秋葉神社(金沢市金石西)
金石地区に鎮座するこの神社は、火伏せの神として知られていますが、実は火の神、水の神とともに「土の神(埴山姫神)」が三柱並んで祀られています。
土の神を直接祀る神社は金沢でも貴重であり、土龍が司る「大地の安定」と「グラウンディング」のエネルギーを体感するのに最も適した場所の一つです。
- 住所: 〒920-0337 石川県金沢市金石西2-18
- アクセス: 金沢駅から北鉄バス「金石」方面行き、バス停から徒歩圏内。
- ポイント: 異なるエネルギーを調和させる場所であり、バランスを崩している時に訪れると良いでしょう。
金澤神社(兼六園隣接)
金沢の地名の由来となった「金城霊澤」の傍らに位置し、白蛇龍神(はくじゃりゅうじん)を祀っています。
金沢の「金」は土の中から生まれる豊かさを象徴しており、大地と富を司る土龍のエネルギーとも深く共鳴します。
- 住所: 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-3
全国の関連寺社
- 田無神社(東京都): 五行の龍神(五龍)を祀る神社として有名で、中央に「金龍(土龍)」が鎮座しています。
【編集後記】
今回ご紹介した「土龍」は、私たちが普段意識しにくい「足元」の大切さを教えてくれる、非常に愛情深い龍神様です。
「最近、なんだかフワフワして集中できないな」
と感じている方は、ぜひ金沢の土の神様を訪ねてみてください。
金沢の古い町並みをゆっくり歩くこと自体が、実は素晴らしいグラウンディングになりますよ。
土を踏みしめる感覚、大切にしたいですね。
金沢 寺社仏閣めぐり 