広済寺・ムサ寺(こうさいじ)

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【歴史・概要】
広済寺は、真宗大谷派の仏教寺院で、金沢市の中心部にあります。
文亀元年(1501年)に祐乗坊が加賀に下向して創建したのが始まりで、当初は金沢城の二の丸跡地にあった御山御坊の看坊でした。天正8年(1580年)に御坊が織田信長の攻撃で陥落した後は、内川郷や安江郷に移り、寛永13年(1635年)に現在地を賜りました。
江州武佐広済寺と縁が深く、徳川家康から葵の紋を拝領しました。
毎年3月には蓮如・実如両上人の追弔法要「武佐の御忌」を営み、宝物を開帳します。

ムサ寺というのは、広済寺の山号である武佐山からきています。
武佐山は、広済寺の本家である滋賀県の江州武佐広済寺の山号でもあります。
江州武佐広済寺は、本願寺の分派である真宗大谷派の総本山です。
金沢広済寺は、江州武佐広済寺と同じく、蓮如上人の子孫である祐乗坊を開祖としています。そのため、金沢広済寺も武佐山という山号を名乗り、ムサ寺とも呼ばれています。

【住所】
石川県金沢市扇町12-21

【電話】
076-261-4609

【拝観料金】
無料

【拝観時間】
9:00~16:00

【宗派/山号・寺号】
真宗大谷派/武佐山/広済寺

【本尊・寺宝】
本尊は方便法身尊影(木仏本尊)で、実如上人の裏書があります。
寺宝には、従親鸞聖人至実如上人の銘、十七箇条制禁の御書、御俗姓御文などの御真筆や、腰刀「村雨」、葵の紋の幕などがあります。

【御朱印】
あります

【行事】
3月初旬には武佐の御忌を行います。
その他にも、1月1日には除夜の鐘をつきます。
4月8日には花まつりを行います。
8月15日には盆踊りを行います。
9月23日には敬老会を行います。
12月31日には年越し法要を行います。

【見どころ】
武佐の御忌では、宝物の開帳や因縁話があります。
また、寺紋の葵や腰刀「村雨」などの歴史的な逸話も興味深いです。

境内には、武佐広済寺と縁のある人物の墓や碑があります。
例えば、江州武佐広済寺十三世安休房(岡崎家初代)、水戸藩二代藩主徳川光圀公の乳母武佐(三木家)、水戸黄門として知られる水戸藩三代藩主徳川綱條公の乳母感(三木家)、水戸藩の家老三木家の墓などがあります。

【駐車場・アクセス】
駐車場はありません。
公共交通機関を利用する場合は、金沢駅から北陸大学線95、卯辰山線90、旭町線91のバスに乗り、横山町バス停で下車して徒歩1分です。または、材木ルートのバスに乗り、賢坂辻バス停で下車して徒歩4分です²³。

【ウェブサイト】
広済寺(ムサ寺)のウェブサイトは以下のとおりです。
https://buddhist-temple-2326.business.site/

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