粟崎八幡神社(あわがさきはちまんじんじゃ)

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【概要・由来】
粟崎八幡神社は、もとは延喜式内小浜神社の境内摂末社でした。
小浜神社は河北郡内灘町にある神社で、加賀国の一宮とされています。粟崎八幡神社は、明徳年中(1390年~1394年)に小浜神社から現在の金沢市粟ヶ崎町に移転造営されました。移転の理由は不明ですが、当時の加賀国主であった富樫氏の関与があったと推測されています。

粟崎八幡神社は、加賀藩主前田家の崇敬を受け、数度の奉幣や社殿造営修理が行われました。特に前田利常(3代藩主)は、寛永15年(1638年)に榊神社を勧請し、社殿を造営しました。榊神社は天照大御神を祀る神社で、利常が粟崎村民の信仰に応えて建立したものです。

明治維新後、粟崎八幡神社は明治6年(1873年)に小浜神社の付属社、明治14年(1881年)に村社、明治39年(1906年)に神饌幣帛料供進神社に指定されました。また、境内には事比羅宮があります。事比羅宮は大国主神と事代主神を祀る神社で、天明4年(1784年)に勧請されたものです。明治35年(1902年)に境外摂末社から境内に移転造営されました。

粟崎八幡神社は、江戸時代から明治時代にかけて活躍した北前船の船主や廻船問屋たちが奉納した船絵馬が多数保管されています。これらの船絵馬は、船の新造や航海の安全・無事帰港を感謝するとともに、次回の航海の無事を願うものです。船絵馬は旧暦8月15日の秋季例祭に合わせて奉納されることが多く、北前船の歴史や文化を伝える貴重な資料となっています 。

【鎮座地】
〒920-0000 石川県金沢市粟ヶ崎町ヘ49

【電話】
076-286-0012(小浜神社)

【拝観料金】
無料

【祭神】
譽田別尊(ホンダワケノミコト)

【行事】
例大祭(旧暦8月15日)

【見どころ】
船絵馬:船の新造祝いや航海の安全・無事帰港を感謝して奉納された絵馬が多数保管。北前船の歴史や文化を伝える貴重な資料。

【神徳(御利益)】
航海安全・商売繁盛・厄除け・交通安全など

【駐車場・アクセス】
駐車場:あり(無料)
アクセス:北陸鉄道浅野川線内灘駅から徒歩約16分、粟崎南口バス停から徒歩約2分

【授与品・御朱印】
授与品:不明
御朱印:不明

【ウェブサイト】
石川県神社庁 (ishikawa-jinjacho.or.jp)

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