概要・由来
浅丘八幡宮は浅野深谷村産土神にて、俗に雀八幡と申す古社。本多・横山・奥村の家老鳥構殊の外好まれ、しばしば来遊、今安房殿構場、奥村山、横山構場と呼称する小屋あり、1月8日寒雀を献る祭礼を行う。古例から雀八幡の称生ると、明治6年村社に、同40年浅谷少彦名に合併、昭和23年分祀創立。
金沢市浅丘町の八幡神社は、古くからこの地域の人々に大切にされてきた神社です。
由来と特徴
古くからの産土神
この神社は、昔からのこの地域の守り神として崇められてきました。
雀八幡の呼び名
「雀八幡」というあだ名で親しまれており、これは神社にまつわる昔からの言い伝えに由来していると考えられています。
武将たちの信仰
かつてこの地域を治めていた本多氏、横山氏、奥村氏などの武将たちがこの神社を大変気に入り、しばしば参拝に訪れていたそうです。彼らが神社の近くに建てた小屋の名前に、その様子がうかがえます。
寒雀を奉納する珍しい祭
毎年1月8日には、「寒雀」と呼ばれる祭りが行われます。これは、この神社ならではの珍しい風習です。
歴史と変化
明治時代以降:明治時代になると、この神社は村社に指定されました。その後、他の神社と合併したり、再び独立したりと、歴史の中で何度か変化を遂げています。
まとめ
金沢市浅丘町の八幡神社は、長い歴史と地域の信仰を集めてきた神社です。「雀八幡」というユニークな名前や、武将たちとの関わり、そして「寒雀」の祭など、多くの魅力を持っています。この神社は、地域の文化や歴史を語る上で重要な存在と言えるでしょう。
補足:
産土神: その土地の氏神様のこと。
家老: 大名に仕える高位の武士。
鳥構: 鳥を捕獲するための場所。
少彦名: 日本神話に登場する神様の一人。
鎮座地
金沢市浅丘町ニ1
電話
076-258-0346 (波自加彌神社)
拝観料金
無料
御祭神
応神天皇
神功皇后
比咩大神
行事
1月8日:寒雀を献る祭礼
4月:春の「八幡祭り」
9月15日:秋の「八幡祭り」、「秋季祭」
など
見どころ
参道の石階段が急で長く、登り切るのに体力を使います。
神徳(御利益)
御祭神である応神天皇、神功皇后、比咩大神は、それぞれにご利益があるとされています。
応神天皇のご利益
武運隆昌
武将として活躍されたことから、勝負事や目標達成、仕事での成功など、武運を司る神様として信仰されています。
出世開運
社会での地位向上や、立身出世を願う人々から信仰を集めています。
家運隆昌
家族の繁栄や、事業の成功など、家全体の運気を向上させるご利益があるとされています。
神功皇后のご利益
安産子育て
神功皇后が無事に出産されたことから、安産や子育てのご利益があるとされています。特に、妊婦の方や、子育て中の女性から信仰を集めています。
航海安全
神功皇后が三韓征伐の際に海を渡ったことから、航海安全のご利益があるとされています。漁業関係者や、船乗りなどから信仰されています。
国家安泰
国家の平和や、国民の安寧を祈る神様としても信仰されています。
比咩大神のご利益
比咩大神は、一般的に特定の女神を指すことが多いですが、この神社ではどのような神様を指しているか、もう少し詳しい情報が必要となります。
多くの比咩大神は、以下のようなご利益があるとされています。
・縁結び
・夫婦円満
・子孫繁栄
駐車場・アクセス
・駐車場はありません
・地代バス停から徒歩21分
・千の杉バス停から徒歩22分
授与品・御朱印
波自加彌神社にお問合せ