波自加彌神社(はじかみじんじゃ)は
日本でただ一つしか無い香辛料の神様をお祀りしている神社です。
主祭神の波自加彌神(はじかみのかみ)は調味・医薬・五穀豊穣の食産神。
ショウガやサンショウ、ワサビなどを表す古語「はじかみ」を語源としています。
毎年6月15日に行われる「はじかみ大祭」が有名で、香辛料を扱う企業や飲食店の関係者が商品を携えて全国から参列します。
祭礼後には一般参列者にも同社ゆかりの湧き水「黄金清水」を使った生姜湯が振る舞われます。
1300年の歴史を誇る延喜式内(えんぎしきない)の古社で
加賀国の守護神として、あるいは金沢北郊のお社として多くの信仰を集めている歴史ある神社です。
創建
奈良時代の養老2年(718年)に、現在の場所から少し離れた四坊高坂町の黄金清水という場所で創建されました。
移転
寿永2年(1183年)の源平の戦で社殿が焼けてしまい、現在の場所に移転しました。この場所は、もともと田鹿八幡宮があった場所で、両方の神社が一緒に祀られるようになりました。
社名の変更
江戸時代には、波自加彌神が八幡神よりも重要な神様と考えられ、社名が「波自加彌神社」に変わりました。
波自加彌神社と神様たち
波自加彌神
香辛料の神様として知られ、特に生姜を司る神様です。食や健康、生命力を司る神様としても信仰されています。
正八幡神
武運や国家安泰の神様として知られる八幡神です。
武内宿禰
神功皇后が朝鮮半島から日本へ持ち帰った生姜を伝えた人物です。
波自加彌神社の特色
香辛料の神様
日本で唯一の香辛料の神様を祀っていることが大きな特徴です。
歴史の深さ
奈良時代から続く長い歴史を持っています。
神々のつながり
波自加彌神、正八幡神、武内宿禰など、様々な神様と深い関わりがあります。
波自加彌神社 | |
鎮座地 | 〒920-0103 石川県金沢市花園八幡町 ハ165番地 |
電話 | 076-258-0346 |
拝観料金 | 無料 |
祭神 | 波自加彌神 正八幡神 |
行事 | 6月15日:はじかみ大祭 8月15日:河原市用水水道祭 1月16日 火伏祭・左義長 など |
見どころ | 神輿・獅子舞、バラエティ豊かな御朱印や御朱印帳、たくさんの御守り |
神徳 | 無病息災・料理上達・健康長寿 |
駐車場・アクセス | 駐車場あり、県道215号線の二日市町信号を花園接骨院側に曲がって直進、そのまま道なりに進んで頂くと、左手に坂道があり、そちらを上ると神社駐車場。 |
授与品・御朱印 | 料理上達守りなど。ホームページより郵送可能。 波自加彌神社遙拝所(社務所兼宮司宅):石川県金沢市二日市町ヌ131番地 |
ウェブサイト | https://www.hajikami.org/ |
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