概要・由来
創立年代は明確ではないが、古来平等区の産土神として崇敬せられ、明治5年村社に列した。現在氏子数9戸に減少しているが、かつて祭礼に奉納した獅子舞の獅子頭を始め衣裳等一式を所蔵する。
平等本町の八幡神社は、創建時期は不明ながらも、古くから地域住民に大切にされてきた神社であり、明治時代には村社として公的に認められました。
現在は氏子数は少ないものの、獅子舞の道具が現存していることから、過去の地域の文化や信仰を今に伝える貴重な存在と言えるでしょう。
鎮座地
金沢市平等本町ろ170
電話
076-221-4957 (市姫神社)
拝観料金
無料
御祭神
応神天皇
行事
ー
見どころ
静かでひっそりとした佇まいの社です。
神徳(御利益)
応神天皇は、第15代天皇であり、その御業績から様々な神徳があるとされています。特に武神としての性格が強く、武士からの信仰を集めました。
- 武運長久・勝利祈願 応神天皇は武勇に優れ、戦の神、勝利の神として信仰されています。源氏をはじめとする武士から厚く信仰され、戦の前に武運長久や勝利を祈願する対象となりました。現在でも、スポーツの試合や受験など、勝負事の前に参拝する人が多くいます。
- 国家鎮護・国土安寧 応神天皇は、国家の守護神としても信仰されています。国土の平安と繁栄をもたらすとされ、国家的な祭祀においても重要な役割を果たしてきました。
- 殖産興業・産業振興 応神天皇は、農業を奨励し、稲作を普及させたことから、殖産興業の神としても信仰されています。産業の発展や商売繁盛を祈願する人々からも崇敬を集めています。
- 厄除開運 応神天皇は、厄を除け、運を開く神としても信仰されています。災厄から身を守り、幸運を招くとされ、厄除けや開運を願う人々が参拝に訪れます。
- 子育て・安産 応神天皇の母である神功皇后(じんぐうこうごう)が、応神天皇を身ごもったまま戦を指揮したという伝説から、安産や子育ての神としても信仰されています。母子の健康や成長を祈願する人々から信仰を集めています。
八幡神としての特質
応神天皇は、八幡神として信仰されることで、上記の神徳に加えて、以下のような特質を持つようになりました。
- 文武両道 武神としての性格が強い一方で、学問や文化の振興にも貢献したとされ、文武両道の神としても信仰されています。
- 渡航安全 朝鮮半島との交流を積極的に行ったことから、航海の安全を守る神としても信仰されています。
金沢市平等本町の八幡神社における意味
平等本町の八幡神社では、上記の応神天皇のご神徳が地域の人々にとって重要な意味を持っていたと考えられます。かつては地域住民の生活に密着した存在であり、武運長久や五穀豊穣、地域の安寧などを祈願する場であったでしょう。
氏子数が減少している現代においても、かつての祭礼で使われた獅子舞の道具が大切に保管されていることから、地域の人々が過去の文化や伝統、そして応神天皇のご神徳を大切に受け継いでいることがうかがえます。
駐車場・アクセス
・駐車場はありません
・北陸大学薬学部バス停から徒歩14分
・湯谷原バス停から徒歩15分
授与品・御朱印
市姫神社にお問合せ