歴史・概要
本泉寺は、嘉吉2年(1442年)に本願寺6世巧如の第3子である如乗によって創建されました。蓮如上人が作庭した「九山八海の庭」が有名で、石川県指定名勝となっています。
江戸時代後期に建立された山門は金沢市指定有形文化財に、明治時代に建てられた手水舎は、国登録有形文化財に登録されています。
所在地
石川県金沢市二俣町子8
電話
076-236-1004
拝観料金
庭園は自由拝観
お心でお賽銭をお願いします
拝観時間
随時、山門から入ることができます。お庭も回れます。
宗派/山号・寺号
浄土真宗大谷派
山号は松扉山(しょうひ)、寺号は松扉山青光院と号します
本尊・寺宝
本尊は阿弥陀如来
寺宝としては、蓮如上人にまつわる宝物が収蔵。
蓮如上人御忌 4月24、25、26日の3日間にこれらの宝物を拝観可能
・『正信偈』『三帖和讃』の文明開版本
・蓮如上人筆の『御文』、御名号
・蓮如上人御着衣・御袈裟・念珠
・南蛮屏風
・本泉寺全景図(江戸時代の作)
御朱印
訪問時に問い合わせ
行事
蓮如上人御忌(れんにょしょうにんぎょき)
毎年4月24~26日の3日間
報恩講(ほうおんこう)
毎年11月5・6日の両日、報恩講が勤まります。
【年間行事】
・修正会(しゅしょうえ) 1月1日 午前6時より
・同朋会法話会・御鏡直し 1月15日 午前10時より
・永代経会(えいたいきょうえ) 3月中旬、7月下旬、9月上旬
・蓮如上人御忌(蓮如忌) 4月24、25、26日の3日間
・子どもの集い 8月上旬 午後7~9時
・盂蘭盆会(おぼん) 8月14、15、16日
・報恩講(ほうおんこう) 11月5、6日
・御正忌 11月27日 午後7時半、28日 午前10時半より
・除夜の鐘 12月31日 午後11時頃より
見どころ
九山八海の庭
蓮如上人が作庭した室町時代の庭園で、石川県指定名勝。
山門
江戸時代後期に建立された山門は、金沢市指定有形文化財。
山門の建立年代: 本泉寺の山門は、文政6年(1823年)に建てられました。山門の正面右側にある石碑には、智善という人物が寄付したことが記されており、石碑の年号は文政7年(1824年)です。
山門の構造: 山門は二重構造の門で、左右に小さな扉がついています。門のデザインは禅宗様式で、下層には特別な柱や梁が使われています。柱の上には装飾が施され、軒(のき)は二重になっています。上層も同様に装飾が施され、柱や梁が美しく組み合わされています。
装飾: 山門の特徴の一つは、正面の扉周りの豊富な装飾です。門扉には花の模様が彫られ、その中央には円形の透かし彫りがあります。左右の板にも滝を題材にした彫刻が施されており、非常に装飾性に富んでいます。
保存状態: この山門は、当時の大工の技術をよく示しており、保存状態も非常に良好です。江戸時代後期の建築様式をよく伝える貴重な遺構です。
本泉寺手水舎
手水舎の位置と構造: 本堂の前方南東側に建っている手水舎は、木造で桟瓦葺きの屋根を持っています。柱は六角形の断面を持つ3本の柱で支えられており、これらの柱は内側に傾いて立っています。アーチ状の梁が渡され、その上に丸い桁が支えられています。
屋根の特徴: 屋根の頂上には帽子のような形をした石が置かれています。
建築の背景: この手水舎は、大工の石崎清左衛門によって建てられました。明治初期の新しい建築様式を取り入れた独特な遺構です。
駐車場・アクセス
駐車場
20~30台駐車可能
アクセス
JR金沢駅から南砺行き高速バス「二俣」バス停下車、徒歩7分。
もしくは、JR金沢駅・IRいしかわ鉄道森本駅から路線バス「医王山二俣」バス停下車、徒歩4分。
ウェブサイト
本泉寺公式サイト
https://honsenji.huruike.com/
訪問の際は、事前に公式サイトや電話で最新情報を確認することをおすすめします。
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