長田菅原神社（ながたすがわらじんじゃ）

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概要・由来
拝殿の建築様式について
鎮座地
電話
拝観料金
祭神
行事
見どころ
神徳（御利益）
駐車場・アクセス
授与品・御朱印
ウェブサイト

概要・由来

長田菅原神社は、菅原道真を祀る金沢市内屈指の古社です。
長和元年（1012年）に諸国に一国一社の天満宮を造立する命令が出されたとき、加賀では長田に天神を造営し、本馬所天神と称しました。天正5年（1577年）に上杉謙信の兵火に遭い、社殿や旧記などが焼失しましたが、文禄年間（1592～1596年）に仮の小祠を建てて復興を始めました。
明治2年（1869年）に金沢城内の東照宮護摩堂を移築して拝殿とし、明治6年（1873年）に長田天満宮から長田菅原神社に改称しました。
現在の拝殿は金沢市の記念文化財に指定されています。
長田菅原神社は、金沢市内屈指の古社であり、学問や恋愛の神様として多くの人々から信仰されています。

拝殿の建築様式について

拝殿は、柱間3間四方（約5.4メートル）の正面に向拝（こうはい）を付けた入母屋造（いりもやづくり）・平入（ひらいり）・銅瓦葺き（どうがわらぶき）の建物です。
向拝とは、本殿や拝殿の正面に付けられた屋根付きの縁側のようなもので、参拝者が礼拝する場所です。
入母屋造とは、屋根の傾斜が二段になっている様式で、上部が急傾斜で下部が緩傾斜になっています。
平入とは、建物の入口が正面にある様式で、中央に扉があります。
銅瓦葺きとは、屋根に銅製の瓦を葺いたもので、耐久性や美観に優れています。
この建築様式は、日光東照宮の奥社拝殿や、京都の平安神宮の拝殿などでも見られます

拝殿の内外は漆塗りに加え朱を基調に彩色を施し、華麗な彫刻を付けています。彫刻には、菅原道真や牛頭天王などの神仏像や、龍や鳳凰などの動物像や、花や果実などの植物像などがあります。彫刻は金箔や色彩で飾られており、極彩色（ごくさいしき）と呼ばれる豪華絢爛な様式です。

拝殿はもと金沢城北の丸にあった金沢権現堂（東照権現）の護摩堂を明治11年（1878年）に移築したものです。金沢権現堂は、寛永20年（1643年）4代藩主前田光高が建立したもので、設計は幕府大工の木原木工允です。
明治6年（1873年）の神仏混淆（しんぶつこんこう）廃止により同7年（1874年）尾崎神社と改められ、同9年（1876年）金沢市丸の内の現在地に移転しています。

鎮座地

〒920-0043
石川県金沢市長田1丁目5-3

電話

076-261-6020

拝観料金

無料

祭神

菅原道真

行事

1月25日天神祭
7月25日夏越大祓
10月25日秋季例大祭

見どころ

拝殿：金沢城内の東照宮護摩堂を移築したもので、金沢市の記念文化財に指定されています。
屋根は檜皮葺きで、正面には唐破風があります。

石灯籠：境内には江戸時代から明治時代にかけて寄進された石灯籠が多数あります。中でも本殿前の高さ約5メートルの石灯籠は、加賀藩主前田家の家紋が彫られており、重厚な造りです。

長田菅原神社文庫：境内にある文庫では、菅原道真ゆかりの書物や古文書などが展示されています。中でも貴重なものとして、江戸時代初期に書かれた「天満宮縁起絵巻」や、「菅公御伝記」などがあります。

境内：とても綺麗に清掃されています。

神徳（御利益）

学業成就：菅原道真は学問の神様として知られており、受験生や学生などが多く参拝します。境内には合格祈願の絵馬や筆塚があります。

縁結び：菅原道真は恋愛成就のご利益もあるとされており、縁結びのお守りやお札が人気です。また、境内にある「恋みくじ」は、恋愛運や相性などを占うことができます⁴。

駐車場・アクセス

駐車場：無料駐車場あり（約20台）
アクセス：JR金沢駅から徒歩約9分、北陸鉄道浅野川線七ツ屋駅から徒歩約16分、北陸鉄道浅野川線上諸江駅から徒歩約21分。バスでは金沢駅西口から三馬・大野線34・61・63系統で「長田一丁目」下車すぐ、平和町線で「元菊町」下車すぐ、中央病院線01・02系統や内灘線71系統で「広岡口」下車徒歩約4分。