専光寺(せんこうじ)

広告が掲載してある場合があります

【歴史・概要】
専光寺は元応2年(1320年)に親鸞の曾孫覚如に帰依した志念が、大額に一庵を設けたのが始まりとされる真宗大谷派の寺院です。
加賀藩初代藩主前田利長から庇護され、加賀、越中、能登の総禄所に定められ、136ヶ寺の触頭として広く信仰されました。
文明のころに第5世康寂が寺基を大野庄吉藤に移し、三門徒派の流れを汲んで吉藤専光寺と呼ばれました。石山合戦をめぐって本願寺が東と西に分かれた時に、専光寺は教如の娘小姫(宣妙尼)を迎え、加賀、能登の中心となって大いに勢力を伸ばしました。
1597年(慶長2年)に前田利家の招きで金沢の後町に移り、さらに元和元年(1615年)に安江木町(田丸町)の現在地に移りました。
現在の本堂は、大火の後に大正時代に再建されたもので、以前の東別院を模して造られたといいます。
専光寺は加越能の総禄所として一宗を薫事し、触頭として136ヶ寺の触下を有しました。

【住所】
石川県金沢市本町2丁目3-40

【電話】
076-221-0679

【拝観料金】
無料

【拝観時間】
8:00~17:00

【宗派/山号・寺号】
真宗大谷派/護方山/専光寺

【本尊・寺宝】
本尊は阿弥陀如来です。
寺宝としては金沢専光寺文書(石川県指定文化財)
紙本墨書三帖和讃(石川県指定文化財)
紙本墨書持名鈔(石川県指定文化財)
紙本墨書浄土真要鈔(石川県指定文化財)
絹本著色親鸞聖人絵伝(金沢市指定文化財)など

【御朱印】
不明

【行事】
毎月1日には月例法要、毎月21日には親鸞聖人御命日法要が行われます。

【見どころ】
本堂や庫裏は江戸時代後期の建築で、屋根は銅板葺きです。境内には前田利長の菩提所である願慶寺や、加賀藩家老吉田家の菩提所である吉藤専光寺があります。

【駐車場・アクセス】
駐車場はありません。
最寄りのバス停は本町バス停、徒歩2分。
JR金沢駅から徒歩5分。

【ウェブサイト】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です