【歴史・概要】
水月院は、曹洞宗の寺院で、金沢港の近くにあります。
元々は、織田信長の家臣であった不破河内守の菩提寺として、五郎島に廣誓寺が建立されました。
その後、廣誓寺が移転した際に、五郎島の村人が末寺として水月庵を建てました。
金沢港建設に伴い、昭和50~57年に現在地に移転し、水月庵を水月院と改めました。
開山は廣誓寺2世の傑外雲英大和尚で、初代の庵主は祖源尼でした。歴代、尼僧の住職がお守りしています。
【住所】
〒920-0226 石川県金沢市粟崎町タ1-18
【電話】
076-238-9214
【拝観料金】
無料
【拝観時間】
住職在住の時のみ。要予約。
【宗派/山号・寺号】
曹洞宗/雲英山/水月院
【本尊・寺宝】
本尊は釈迦牟尼仏。
寺宝としては、不破河内守の墓碑や、廣誓寺から移された仏像など。
【御朱印】
御朱印はありません。
【行事】
水月院では、年中行持として、新年大槃若会祈祷法要、初観音講、婦人講、合同法要、涅槃会、だんごまき、施食会法要、地蔵祭などが行われます。また、毎月第一水曜日に写経会や庚申講なども開催されます。
【見どころ】
水月院の見どころとしては、金沢港から近くにあることや、歴史的な建物や仏像などが魅力です。
また、尼僧の住職がお迎えすることも珍しいです。
水月院の名前は、「水面に映る月」を意味し、「心を清らかに保つ」ことを表しています。
【駐車場・アクセス】
駐車場は中型バスまで可。
アクセスは、金沢駅西口(金沢港口)4番乗り場から70番または71番系統のバスに乗り、「粟崎南口」バス停で下車し、徒歩10分程度。
【ウェブサイト】
曹洞宗石川県宗務所
https://www.sotozen-net.jp/temple/29