伏見寺(ふしみじ)

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【歴史・概要】
伏見寺は、高野山真言宗の寺院で、山号は行基山です。
717年に金沢市の地名の由来である芋掘藤五郎が建立し、のちに行基が伏見寺としました。芋掘藤五郎にゆかりのある寺であり、今でも芋掘藤五郎の墓が残っています。

【芋掘藤五郎について】
芋掘藤五郎とは、加賀国に存在したとされる民話上の人物で、金沢の地名の由来に関係すると言われています。
芋掘藤五郎は、山芋を掘って生計を立てる欲のない人物でした。ある日、大和の国から娘を連れてきた長者に嫁がせられましたが、持参金や砂金を貧しい人たちに分け与えてしまいました。しかし、掘った芋にも砂金が付いていて、芋を洗った沢が「金洗いの沢」と呼ばれるようになりました。その沢が現在の金城霊澤で、兼六園横の金澤神社のそばにあります。
芋掘藤五郎は、金沢市南部の山科にある藤五郎神社や、伏見寺にゆかりのある寺として知られています。
芋掘藤五郎夫妻の像は拝観可能です。

【住所】
石川県金沢市寺町5丁目5-28

【電話】
076-242-2825

【拝観料金】
500円・中学生以下無料

【拝観時間】
9:00~17:00(休日は法要日)

【宗派/山号・寺号】
高野山真言宗/行基山/伏見寺

【本尊・寺宝】
本尊は銅造阿弥陀如来坐像で、平安時代前期の作品で重要文化財に指定されています。
全国でもこの一仏だけだと言われる貴重な金銅仏で、説法印の阿弥陀如来像は時代的にも古く数も少ないです。
寺宝としては、銅造十一面観音立像や銅造如来及両脇侍立像などがあります。

【御朱印】
御朱印は、通常のものと芋掘藤五郎の絵馬をモチーフにしたものがあります。

【行事】
行事としては、正月・盆・彼岸に供養塔前で総供養を行ったり、毎年4月8日には花まつりを行ったりしています。

【見どころ】
見どころとしては、ご本尊の銅造阿弥陀如来坐像や重要文化財の仏像群はもちろんですが、芋掘藤五郎の墓や絵馬なども興味深いです。
護摩堂の木像の不動明王坐像。弘仁期(810-824)の作と言われており、金沢市指定文化財である。
伏見寺の近くには忍者寺として有名な妙立寺、願掛け寺として知られる香林寺などがある。
寺町寺院群の一つとして周辺の他の寺院とも比較してみると良いでしょう。

【駐車場・アクセス】
駐車場はありませんが、近くに有料駐車場があります。
アクセスとしては、JR金沢駅から北鉄バス(20・21・22・30番系統)で約15分、「広小路」下車にて徒歩3分です。

【ウェブサイト】
伏見寺の公式ウェブサイトはこちら
http://www10.plala.or.jp/f42tera237/rekisi.html

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