八幡神社(はちまんじんじゃ:疋田町)

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概要・由来

創立年代不詳。延長7年4月の大水害により社殿流失、同年8月15日再興。明治5年村社。明治41年3月19日疋田神明神社を合併し一社とす。4月8日春季祭をこの地一帯では故ありて川祭りと呼び祝う。

この八幡神社は、いつ創建されたのか正確な年代は分かっていません。
しかし、平安時代の延長7年(929年)4月に大水害に見舞われ、社殿が流失してしまったことが記録に残っています。
その後、同年8月15日には再建されたことから、少なくとも1100年以上前からこの地に存在していたことが分かります。

その後、時代は下り明治時代になります。
明治5年(1872年)に、この八幡神社は村社という位置づけになりました。
村社とは、当時の社格制度において村の鎮守として村人が共同で維持管理する神社のことです。

さらに明治41年(1908年)3月19日には、近くにあった疋田神明神社と合併し、一つの神社となりました。
これにより、八幡神社の祭神に加えて、神明神社の祭神も一緒に祀られることになったと考えられます。(八幡神社の祭神は応神天皇・神功皇后・比咩大神、神明神社の祭神は豊受皇大神である可能性が高い)

また、この地域では、毎年4月8日に行われる春季祭のことを「川祭り」と呼んで祝うという独特の風習があります。
これは、かつて大水害で社殿が流失したことが関係しているのかもしれません。
水害の記憶を留め、川の恵みに感謝する意味合いがあるのかもしれませんが、「故ありて」と伝えられていることから、詳しい理由は分かっていません。

まとめると、
疋田の八幡神社は、古い歴史を持ち、水害からの復興を経て、地域の信仰を集めてきた神社であると言えます。
神明神社との合併や川祭りといった歴史的な出来事や地域の文化が、この神社に深く刻まれていることが分かります。

鎮座地

金沢市疋田町1-414

電話

076-252-2381 (松尾神社)

拝観料金

無料

御祭神

応神天皇
神功皇后
比咩大神
豊受皇大神

行事

見どころ

立派な社で、JRいしかわ鉄道線の東金沢駅から徒歩15分ほどの場所に鎮座しています。
参道の真ん中が丸くてオシャレな感じに仕上がっています。

神徳(御利益)

  • 応神天皇(おうじんてんのう): 第15代天皇で、武運の神様として広く信仰されています。
    特に、勝利祈願、武道成就、出世開運などのご利益があるとされています。
    また、殖産興業の神としても信仰されており、産業発展や商売繁盛のご利益も期待できます。

  • 神功皇后(じんぐうこうごう): 応神天皇の母で、三韓征伐を成し遂げたという伝説を持つことから、武勇の神、勝利の神として信仰されています。
    また、安産、子育ての神としても信仰されており、特に女性からの信仰が篤いです。

  • 比咩大神(ひめおおかみ): 宗像三女神(多紀理毘売命、市寸島比売命、田心比売命)の総称、またはそのうちの一柱を指すとされています。
    宗像三女神は、海の神、交通安全の神として信仰されており、航海安全、漁業繁栄、交通安全などのご利益があるとされています。
    また、女性の守護神、縁結びの神としても信仰されています。

  • 豊受皇大神(とようけのおおかみ): 伊勢神宮外宮に祀られている神様で、食物、農業、産業の神として信仰されています。
    五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などのご利益があるとされています。

これらの神様が一緒に祀られている疋田八幡神社は、武運、勝利、安産、子育て、海の安全、交通安全、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全など、幅広いご利益を授けてくださる神社と言えるでしょう。

以下、それぞれの神徳を箇条書きでまとめます。

  • 応神天皇: 武運、勝利祈願、武道成就、出世開運、殖産興業、産業発展、商売繁盛
  • 神功皇后: 武勇、勝利、安産、子育て
  • 比咩大神: 海の安全、交通安全、航海安全、漁業繁栄、女性の守護、縁結び
  • 豊受皇大神: 五穀豊穣、商売繁盛、家内安全

駐車場・アクセス

・駐車場はありません
・疋田東バス停から徒歩4分(266m)
・疋田バス停から徒歩4分
・千木南バス停から徒歩9分

授与品・御朱印

松尾神社にお問合せ

ウェブサイト

石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0260/

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