金沢市小将町7番10号にある法句寺は、明治時代に活躍した書家で僧侶の北方心泉によって建立された真宗大谷派の寺院です。
書のアートワークショップやマインドフルネスセッションなどを開催しており、外国人観光客にも人気があります。
以下に詳細をまとめました。
【歴史・概要】
法句寺は、1899年(明治32年)に北方心泉が建立しました。
心泉は、東本願寺の布教師として上海に渡り、北派書風を日本に紹介したことで知られています。
書風は篆草合体の自由奔放と称され、心泉はこの時代の書家の中でも一頭地を抜いた存在になりました。
法句寺は、心泉の書を多数所蔵しており、書のワークショップや体験を通じて仏教に触れることができます。
また、1997年(平成9年)には永代供養墓・心泉を建立し、2003年(平成15年)には心泉会館(お斎の間、宿坊・事務所)が増築されました。
2015年(平成27年)にはセレモニーホール心泉(参拝上・室内納骨安置所・シャワールーム付宿坊)が増築され、2019年(令和元年)には宿坊施設がリニューアルオープンしました。
【住所】
石川県金沢市小将町7-10
【電話】
076-221-1123
【拝観料金】
無料
【拝観時間】
9:00~17:00
【宗派/山号・寺号】
真宗大谷派/法句寺
【本尊・寺宝】
本尊は阿弥陀如来像で、心泉の書を多数所蔵しています。
その中でも特に有名なのは、心泉が上海で書いた「南無阿弥陀仏」の大書です。
この書は、心泉が中国の書風に触れて自らの書風を確立したことを示す重要な作品とされています。
【御朱印】
御朱印は、心泉の書を用いたオリジナルのもので、300円で頂けます。
【行事】
法句寺では、書のアートワークショップやマインドフルネスセッションなどの体験プログラムを開催しています。
また、仏教の基本的な知識やマナーを学ぶプログラムや、抹茶と談話を楽しむプログラムもあります。
【見どころ】
法句寺の見どころは、心泉の書と寺院空間です。
心泉の書は、篆隷の書を行書や草書のように自由に書くという独自の書風で、力強く美しいものが多くあります。
寺院空間は、現代的な佇まいで清潔感があり、日本庭園や中庭を眺めながら瞑想や読経をすることができます。
また、宿坊に泊まることもでき、朝のお勤めや書のワークショップなどを体験できます。
【駐車場・アクセス】
駐車場は、寺院の前に3台分あります。
アクセスは、金沢駅からバスで約15分、兼六園下車後徒歩約5分です。
【ウェブサイト】
法句寺のウェブサイトは
https://hokkuji.wordpress.com/
しんせんあーとのウェブサイトは
https://shinsen-art.com/