観法寺 平和大観音(かんぽうじ へいわだいかんのん)

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【歴史・概要】
観法寺は奈良時代に観法寺町山麓で創建されました。
観法寺は聖武天皇の勅願寺として栄えましたが、2度の焼失により、現在は観法寺の観音堂が観法寺町稲荷神社の境内に残っています。
昭和時代に観音零場復興の機運が高まり、観法寺山頂に平和大観音堂が建立され、世界平和を祈願して平和大観音像が建立されました。
平和大観音堂には千体地蔵尊霊場として多くの地蔵が安置されています。
北陸白寿三十三観音霊場のひとつ。

昭和28年10月、ある人物が「霊泉あり」というメッセージを持つ観音の霊夢を見て、その後、この人物は観法寺山の麓に「森本温泉観音荘」を開業し、山頂に観法寺本堂と「平和大観音」を建てました。この場所は、温泉から本堂まで直結しており、商業的な観光寺院として知られていました。

森本温泉観音荘は繁盛していましたが、平成初期に閉業し、80年代に火災があった可能性もあるようです。もう一つの「ホテル兆楽」も既に閉業し、森本温泉自体も絶えました。現在、この地域は分譲地などになり、かつての様子は見当たりません。

観法寺は山中に残っていますが、今では廃墟となり、平和大観音も損傷しています。
白寿観音札所の看板はほんの少し残っており、変化の激しい状況です。本堂への参道も分かりにくく、荒れ果てて危険な箇所もありますので、訪れる際はくれぐれも注意が必要です。

また、村の鎮守社に伝わると言われる御本尊観音像は、麓の集落にある「観法寺観音堂」に祀られています。
これは稲荷神社の隣にある小さな本地堂で、趣のある場所で手入れも行き届いています。入り口には看板もあります。
観音を拝むなら、こちらを訪れることをおすすめします。集落内には「法観寺」という真宗大谷派の寺院もあるため、ご注意ください。

【住所】
石川県金沢市観法寺町リ61

【電話】
無し

【拝観料金】

【拝観時間】

【宗派/山号・寺号】
宗派:高野山真言宗
山号:大悲山
寺号:観法寺

【本尊・寺宝】
本尊:大日如来

【御朱印】
無し

【行事】

【見どころ】
平和大観音堂とその中に安置されている多くの地蔵。

【駐車場・アクセス】
最寄り駅は森本駅(徒歩22分)
観法寺バス停から徒歩4分

【ウェブサイト】

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