佐奇神社(さきじんじゃ)

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【概要・由来】

佐奇神社は、神功皇后(息長帯比売命)が筑紫国に赴く際に佐奇森に船を寄せて遊覧された事跡を慕い、天平4年(732年)に創建されたと伝えられる古社です。
式内社であり、石川を代表する川の一つ「犀川」の名称は当社名に由来すると言われています。
明治14年(1881年)に郷社に列せられ、同40年(1907年)に菅原神社と住吉社を合祀しました。
拝殿は、明治9年(1876年)に前田家の菩提所天徳院にあった第5代藩主綱紀の御霊堂を移築したもので、18世紀後期の霊廟建築として貴重な遺構です。

【犀川の名前の由来】

この神社の地名と同じ佐奇川という名前は、江戸時代の初めには犀川とも呼ばれていました。
「さきかわ」が変化して「さいがわ」になったのだと考えられています。
これは確かなことではありませんが、ひとつの有力な説です。

【鎮座地】

石川県金沢市佐奇森町ホ113番地

【電話】

076-268-9413

【拝観料金】

無料

【祭神】

息長帯比売命(じんこうこうごう)
菅原大神(すがわらだいじん)
表筒男命(おもつつおのみこと)
中筒男命(なかつつおのみこと)
底筒男命(そこつつおのみこと)

【行事】

例祭:10月15日

【見どころ】

拝殿:18世紀後期建立の霊廟建築で、彫刻や金具象嵌などの装飾が見られます。市指定有形文化財です。
棟札:寛政元年(1789年)に加賀藩御大工頭清水次左衛門峯光が建築したことや綱紀の戒名が記されています。市指定有形文化財です。
鉛瓦:本来は鉛瓦葺きであった可能性があります。
保存樹林:ケヤキ、タブノキ、アカマツ、イチョウなど
狛犬:子連れ狛犬やツノが生えた狛犬

【棟札(むなふだ)とは】

建物の建築や修築の記録や記念として、棟木や梁などの高いところに取り付けた札のこと。
木の板や銅の板に墨で書いたり、箱に入れたりすることがある。書かれる内容は、建造や修理の目的や年月日や建築主や工匠など。
棟札は、建物の歴史や文化に関する重要な史料。
現存する最古の棟札は、岩手県中尊寺にある保安3年(1122年)銘のものだと言われている。

【神徳(御利益)】

海上安全、交通安全、商売繁盛、学業成就、家内安全など

【駐車場・アクセス】

駐車場:あり(無料)
アクセス:金沢海みらい図書館前バス停から徒歩18分。

【授与品・御朱印】

授与品:なし
御朱印:なし

【ウェブサイト】

石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0045/

 

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