放生寺(ほうしょうじ)

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【歴史・概要】
放生寺は元亨3年(1323年)に瑩山禅師によって開かれた曹洞宗の寺院です。
元和元年(1615年)に津田遠江守重久が現在の地に移築しました。
金銀融通の御札「一陽来福」の創始のお寺として知られています。

津田遠江守重久は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将で、足利義昭、明智光秀、豊臣秀吉・秀次、前田利長といった歴史上の人物に仕えた人物です。
本能寺の変では、明智光秀の家臣として織田信長の本能寺を攻め、一番槍を取りました。
その後、豊臣秀吉・秀次に仕えて感状を三通、兜首を22回、敵将を6人斬ったと伝えられています。
前田利長に仕えた後は、関ヶ原の戦いの前哨戦である大聖寺城の戦いで武功を挙げ、大聖寺城代に任じられました。
江戸時代の加賀藩内では「一騎当千の剛の者」と称されるほどの勇士でした。
放生寺には重久の墓所もあります。

金銀融通の御札「一陽来福」とは
冬至から節分までの期間に頒布される金運招福のお守り。
このお守りは、穴八幡宮や須賀神社などで授与されており、冬至、大晦日、節分のいずれかの日に深夜0時に恵方に向けてお祀りすると、金銀融通が良くなると言われています。このお守りは、穴八幡宮に伝わる福神(打出小槌)に由来するもので、聖武天皇が冬至の日に龍神から授けられた宝器と伝えられています。

【住所】
石川県金沢市広岡1丁目17-25

【電話】
076-261-7271

【拝観料金】
境内(外)のみ無料

【拝観時間】
不明

【宗派/山号・寺号】
曹洞宗/養雲山/放生寺

【本尊・寺宝】
本尊は釈迦牟尼仏。
寺宝には大乗寺旧跡の碑や金沢二十五天神の一つなど。

【御朱印】
あり

【行事】
春季彼岸会愛染明王尊大祭(3月21日)、秋季彼岸会愛染明王尊大祭(9月21日)など

【見どころ】
春にはボタンやノトキリシマが咲きます。
身替わり地蔵や歌人長沢美津の歌碑もあります。

【駐車場・アクセス】
駐車場はなし。
JR金沢駅から徒歩約5分、北鉄バス中橋バス停から徒歩約1分。

【ウェブサイト】
https://www.sotozen-net.jp/temple/17

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