須々幾神社(すすきじんじゃ)

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概要・由来

須々幾神社は、養老2年(718年)に開墾の祖神として味耜高彦根神を祀ったのが始まりとされる古社です。
建久年間(1190~1199年)には、鈴木三郎重家が荒廃していた神社を立派に建て直し、その後「須々幾の宮」と呼ばれるようになりました。

天正15年(1587年)には小浜神社から多賀神社を移築し、伊弉諾神・伊弉冊神を祀りました。
明治元年(1868年)には多賀神社の相殿にあった蛭児神を分祀して比留児神社を創建しました。

大正14年(1925年)には須々幾神社に多賀神社・比留児神社を合併し、現在地に遷座しました。
『三州奇談』にはこの神社にまつわる怪異譚が記されています。
昭和12年(1937)村社となり神饌幣帛料供進指定社となる。

『三州奇談』

堀麦水という俳人が編集した奇談集です。
金沢の怪異譚や伝説を中心に、正編と続編で合わせて149話が収録されています。
麦水は宝暦から安永の時代に活躍した人物でした。

鈴木三郎重家

源義経に仕えた武将で、紀州の鈴木家の出身です。
義経と共に多くの戦いに参加しましたが、頼朝と対立した義経が奥州に逃げたときにも付き従いました。
奥州では衣川の戦いで戦死したとされますが、その後も生きていたという伝説もあります。
例えば、横山八幡神社の宮司になったとか。
しかし、史実では義経の家臣ではなく、津幡隆家という人物が井上荘の地頭だったと言われています。

鎮座地

石川県金沢市八田町丁57番地1

電話

076-286-0012(小濱神社にて)

拝観料金

無料

御祭神

味耜高彦根神
伊弉諾神
伊弉冊神
蛭児神

行事

例祭
新嘗祭
節分祭
春季大祭
秋季大祭

見どころ

立派な拝殿があります。
拝殿にかかる社号扁額は、司法大臣小川平吉氏の書。
拝殿には、大正期に奉納された金沢市魚市場の扁額がかかっている。
拝殿の右隣には立派な五重の石塔がある。
お正月は巫女舞いがあります。

神徳(御利益)

農業・漁業の守護、五穀豊穣、家内安全、縁結び、厄除け、交通安全など

駐車場・アクセス

駐車場はありません。
公共交通機関を利用する場合は、加賀八田バス停から徒歩3分、八田北バス停から徒歩4分。

授与品・御朱印

授与品はありません。
御朱印は小濱神社にてお問い合わせ。

ウェブサイト

石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0994/

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