玄門寺(げんもんじ)

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【歴史・概要】

玄門寺は、元禄年間に加賀藩士・内藤善斎が三代利常より寺地を拝領し、浄土宗の僧・順生に開山を依頼したことが始まりです。

順生は、京都の延暦寺安楽律院の妙立慈山から四分律を学び、天台律の道場として玄門寺を建立。
順生は、一丈六尺の大仏を発願し、寄木造りで阿弥陀如来像を作りました。
また順生は、火除神として秋葉大権現を祀った。

玄門寺の二代目住職は、玄門智幽という僧。
智幽は、密教に高い見識を持ち、延暦寺から伝法灌頂を受けた。

玄門寺には、智幽が書いた法然上人像や一枚起請文などの寺宝が残されている。
玄門寺は、浄土宗の教えと天台律・密教の伝統を受け継ぐ寺院として、金沢市東山の地に今も存在している。

【住所】

〒920-0831
石川県金沢市東山2-14-33

【電話】

076-252-6761

【拝観料金】

境内・建物内可 (無料)
※各々に予約が必要

【拝観時間】

不明

【宗派/山号・寺号】

浄土宗/狐峯山(こほうざん)/玄門寺

【本尊・寺宝】

本尊:阿弥陀如来
寺宝:僧心岩筆の法然上人像、一枚起請文など

【御朱印】

【行事】

不明

【見どころ】

・寄木造りの一丈六尺(4.8m)の大仏(金沢四大仏)

・秋葉大権現(火除神)

・僧心岩筆の法然上人像(法然上人は浄土宗の開祖)、一枚起請文など

大仏もさることながら、天井に描かれた龍図は必見です。
円山応挙に絵を学んだ仙台藩御用絵師の東東洋(あずまとうよう)によるものという落款があり「東洋が京都から仙台に向かう途中に描いたのではないか」という言い伝えがあります。

明治維新の約10年前、安政年間に発生した「泣き一揆」は、2000人もの人々が飢えを訴え、卯辰山から金沢城へと押し寄せた事件です。
その中心人物とされた人々は厳しい処分を受けましたが、そのうちの一人の首が、後に玄門寺に投げ込まれるという悲しい出来事がありました。玄門寺は、この出来事と深く関わっているお寺として知られています。

【駐車場・アクセス】

駐車場:不明
アクセス:北陸鉄道路線バス・西日本JRバス 金沢駅からバスで約15分、「東山」バス停から徒歩約1分
「橋場町」バス停下車、徒歩約10分、金沢ふらっとバス(此花ルート)「東山二丁目」バス停下車、徒歩すぐ

【ウェブサイト】

浄土宗 玄門寺のページ
http://otera.jodo.or.jp/temple/26-022

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