概要・由来
四坊高坂八幡宮は、文正年代に勧請された神社で、田近山の諸邑の合同地に位置していました。波自加彌神社の奥社と伝承されています。
社下には黄金清水があり、砂金が出る清水と言われています。
鎮座地
金沢市四坊高坂町ロ40
電話
電話番号: 076-258-0346(波自加彌神社)
拝観料金
無料
御祭神
応神天皇
神功皇后
比咩大神
行事
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見どころ
四坊高坂八幡宮は、美しい自然環境に囲まれています。
大きな杉の木が数本あります。天然物指定は受けていませんが迫力ある巨木で、落雷によって二又に割れた千年杉のご神木があります。
神社境内には地蔵堂「豊年地蔵尊」と呼ばれる高さ9尺の大きな地蔵様が安置されています。
境内や拝殿・神殿・地蔵堂は古いですが、手入れされており、雰囲気もすごく良いと感じます。
ここから眺望できる河北潟は絶景です。
近くに黄金清水の霊水があります。
春には参道入り口の大桜が咲き誇ります。
黄金清水の霊水について
由来
– 波自加彌神社は、奈良時代の養老2年(718年)に創建され、この地に鎮座しています。
– この神社は、日本で唯一香辛料の神をまつる神社として知られています。
特徴
– 霊水は「黄金水」「延命水」とも呼ばれ、不老長寿や無病息災の霊水とされています。
– 春と秋には「はじかみ大祭」(生姜祭り)が行われ、この霊水を使って「生姜湯」を神前で湯立てる神事が行われます。
この黄金清水は、歴史的な背景とともに、今もコンコンと湧き出ている貴重な霊水で水芭蕉の花も咲きます。
以下は由緒書き
黄金清水(こがね しょうず)の霊水 金沢市四坊高坂町
この清水周辺は、波自加彌神社の元社跡と推定されている。
ハジカミとは生姜の古名のことで日本で唯一香辛料の神をまつる神社である。
一千三百年前の奈良時代、加賀の国に日照りが続き、水を求めて国造のコウノトという人がこの地にあった波自加彌神社で祈願したところ、三十七日目の満願日に金色に輝く霊水がコンコンと湧出した。
人々はこれで蘇生し、たまたま旱天下(かんてんか)に自生していた薑(はじかみ:生姜の古名)を供え神恩に報いた。これが黄金清水の起こりである。
その後、波自加彌神社は寿永二年(一一八三)の源平北国合戦のおり兵火に罹り亡失し、現在の花園八幡町へ移転遷座したが、霊水の湧き出た六月十五日を大祭と定め、爾来、他では類を見ない金沢の奇祭 「しょうが祭り」として連綿と受け継がれている。
この清水には砂金も生じたため黄金清水と呼ばれ、堅田城(金沢市指定史跡)の水源として黄金の樋で水が引かれたとの伝説もあり、代々村人は霊水と崇めてきた。
しかし、長年の土砂の堆積により沼地化していたものを、近年村人達のボランティアにより整備され、面目を一新した。
付近一帯の湧き水や鉱泉のほとんどが、鉄分の多い茶褐色なのに対し、この霊水は岩盤から湧出する無色透明で大変おいしい水である。
波自加彌神社の大祭では、この水を使って神前で生姜湯が謹製され、多くの参詣者に振舞われている。
波自加彌神社 宮司 田近章嗣 記
神徳(御利益)
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駐車場・アクセス
駐車場はありません。
四王寺バス停から徒歩14分
地代バス停から徒歩14分
授与品・御朱印
御朱印はなし