白山神社(しらやまじんじゃ:釣部町)

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概要・由来

当社の鎮座地は町民より古くから景清谷と称せられ、寿永の昔、悪七別当平景清隠棲の地である。町民は全戸平家の落人であり、いまだに都のことばや風俗が残る。明治6年村社に列す。

この白山神社が鎮座する場所は、古くから「景清谷(かげきよだに)」と呼ばれています。
寿永年間(1182年〜1184年)には、平家の一員として源氏と戦った武将、平景清がこの地に隠れ住んだという伝説が残っています。この地域の人々は、平家の落人、つまり源氏との戦いに敗れた平家の人々の子孫であるという言い伝えがあり、今でも都の言葉や風俗が残っていると言われています。
明治6年(1873年)には、村の鎮守の神として「村社」という格に定められました。

鎮座地

金沢市釣部町チ6

電話

076-252-3031 (野間神社)

拝観料金

無料

御祭神

菊理毘売神

行事

見どころ

金沢の奥深い山里に鎮座する白山神社。
静かで厳かな雰囲気が漂う、まさに隠れ里のような場所です。

菊理媛命をお祀りしていますが、境内に展示されている日露戦争の砲弾が、歴史の重みを感じさせます。

この地には平家の落人伝説が残っていること、さらには一向一揆の際に避難してきた人々がいたという興味深い話もあります。特に、かつて崖にあったという隠れ穴の話は、ロマンを掻き立てられます。
歴史好きにはたまらない、訪れる価値のある場所です。

神徳(御利益)

菊理媛神は、日本神話において、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)という夫婦神の争いを仲裁した女神として知られています。
この神話に由来し、菊理媛神は主に以下の神徳を持つとされています。

縁結び・夫婦円満
夫婦神の仲裁をしたことから、縁結びや夫婦円満の神として信仰されています。恋人や夫婦の絆を深めたい、良縁に恵まれたいと願う人々から信仰を集めています。

和合・調和
争いを鎮め、和合をもたらしたことから、人間関係の調和や平和の神としても信仰されています。家庭円満、職場や地域社会の融和を願う人々にも信仰されています。

延命長寿
神話において、死後の世界と現世の間を取り持ったとも解釈できることから、延命長寿の神徳もあるとされています。

病気平癒
病気平癒、特に婦人病に霊験あらたかであるとも言われています。

白山神社は、全国に数多く存在しますが、その多くは菊理媛神を主祭神としています。
これは、白山信仰と菊理媛神が深く結びついているためです。白山は霊山として古くから信仰を集めており、その山岳信仰と、仲裁の女神である菊理媛神の信仰が結びつき、広く信仰されるようになったと考えられています。

金沢市釣部町の白山神社も、菊理媛神をお祀りしていることから、上記の神徳、特に縁結び・夫婦円満、和合・調和のご利益を求めて参拝する人が多いでしょう。
また、地域の守り神として、地域住民の安全や繁栄を見守る神としても信仰されていると考えられます。

駐車場・アクセス

・駐車場はありません
・小二又バス停から徒歩15分
・やちぐさ作業所前バス停から徒歩19分

授与品・御朱印

野間神社にお問合せ

ウェブサイト

石川県神社庁
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0243/

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